しかたないからMt.ポッパ | 世界!バンバントラベラー

しかたないからMt.ポッパ

前回更新したのが12月か…


今回はミャンマーに滞在してから5日目の出来事ですね。


オッケー♡



正直、バガンは到着した日を入れたら2日の滞在で十分だった。


しかしながら、「次の行き先のバスのチケットが予約でいっぱい」という不測の事態に見舞われ、もう1日滞在するのを余儀なくされた。


今回の私の旅は日数が限られているので、何もせずに体を休めるというのは選択肢にはなかった。


それよりも、ひさしぶりの旅に心身ともに浮かれていて、アドレナリンがそれはもうドバドバの大放出で。


疲れることを知らず、絶えず動いていた。


どこかへ行かなくてはもったいない…!


貪欲に身を任せ地球の歩き方を見てみたら、日帰りで行けそうな「ポッパ山」というところがあった。


なんでも、神が宿る伝説の山とされているではないか…!


その本によると、ポッパ山周辺には緑豊かに木々に覆われ、動植物の宝庫になっているらしい。


しかも、「ポッパ」には「花のあふれた」といった意味があるとのこと。


きましたー!


インドの山奥「花の谷」を訪れて以来、すっかりお花大好きメルヘン女になってしまった私は、すっかり行く気満々。


ということで、しかたないからポッパ山というところに行ってみることにした。


バガンからポッパ山を日帰りするとなると、車をチャーターしたほうが良さそうだった。


ちょうど、同じ宿のヨーロピアン3名が車をチャーターしていたので便乗させてもらうことにした。


お互い自己紹介をしたのだけど、国籍も名前も、今となってはすっかり忘れた。


車に揺られること1時間くらいたった頃には、ポッパ山を車で登り始めていた。


緑の平地が広がる中、いびつな形をしてそびえ立つ岩塔が忽然と現れた。


ポッパ山


岩塔の標高は737m。


山ならともかく、なぜこんなに大きな岩がこんなところに突拍子もなく。


その不思議さと不自然さに、違和感を感じずにはいられなかった。


この岩塔は、かつてのポッパ山の大噴火の際、その山頂部が吹き飛ばされて現在の場所に落下したものと言われている。


この岩塔はポッパ山の山頂のクレーターと形も大きさもほぼ同じらしい。


自然の生み出すダイナミックさに驚きである。


この岩塔の麓で車から降ろしてもらい、いざ岩塔てっぺんまで…!


20~30分くらいで頂上にたどり着いた。


地元の人たちや観光客で人が込み合う中、


ひたすら上に屋根がついている急な階段を登るだけだったので、


ゆったり景色を楽しむ感じでもなかった。


頂上から見える景色は、緑の平地が広がっていた。


どこまでも大地が続いているためか、空が低く見えた。

ポッパ山


この岩塔は、遠くから見ていたほうが不思議さが伝わってくる。


そんな気がした。


15分ほどてっぺんで過ごした。


やはりブッダは欠かせない。


ポッパ山



伝説の鳥、カラウェイ。極楽に住む鳥とされている。


ポッパ山


ミャンマーの乙女たち。


ポッパ山


この後、この子たち一人ひとりとツーショットを撮るハメになってしまった。


無駄なサービス精神で、全員違うポーズにして撮られてみた。


データを消されていない限り、今もこの子たちのケータイ電話には私が保存されているのかなぁ。


階段が急であるため、下りのほうが大変だった。


麓でヨーロピアン3名を待っている間に、こんなにラブリーなオブジェを見つけた。


ポッパ山


ポッパ山


きょえーーー!かわええ~♡


マトリョーシカとか、こういうまるっこいフォルムのかぶりもの的なものにどうしても惹かれてしまう。


ウクレレ奏者も忘れちゃダメダメ!
ポッパ山


この岩塔は特に夕日から夜、朝日にかけての時間が、より神秘さが増すと思う。


そんな姿もぜひ拝んでみたい。そんな風に思いながらバガンへと戻った。

Mt.ポッパ、花一つ見れやしなかったけど、岩塔の不思議さは今でも心に残るなぁ。


道中出会った萌え萌えかわいこちゃん。

ポッパ山