こんにちわ!マナです。
現在、大阪の実家生息中!
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<3月1日 ウユニ@ボリビア>
「ボリビアの雨季ウユニ塩湖」
そこには驚くべき鏡面世界が広がるというのは、よく聞く話だった。
私がこの場所を知ったのは、
海外ひとり旅を始めた20歳の頃。
インターネットで見つけたこの場所の写真に言葉を失い、
そして、恋をした。
ウユニ塩湖の評判は、
「一生に一度は行くべき場所。」
「有り得ない絶景」
そんな言葉で埋め尽くされていた。
その評判は、本当なのだろうか。
いや、そもそも、ネット上にあるこのウユニの写真たちは、本物なのだろうか。
本当にこんなにも美しくて不思議な場所が、存在するのだろうか?
そうして私は、この旅に出る時に作った
「ここだけは外せない、絶対行く場所リスト」に、
「鏡面ウユニ塩湖」の名を加えたのだった。
しかし、鏡面世界になったウユニを見るのは難しい。
まずひとつに、雨季(一般に1月末~3月と言われる)に行かなくてはならない。
そして雨の量。
水位が高すぎては車が入れないし、低くては綺麗に反射しない。
それから風の強さ。
少しでも強いと、水面に波紋が出来てしまい、綺麗な反射は起こらない。
あとはもちろん、当日は晴れなくてはならないこと。
以上の条件全てを満たすのはなかなかに難しく、
現地に1ヶ月滞在する旅人もいるくらいだ。
私は、一度タイミングを外していた。
1ヶ月前にこの町に来た時。
あれは実は、雨季ウユニに期待して行ったのであった。
しかし、本来ならば雨季入りしているはずのウユニの町は、
その頃まだまだ、乾季真っ最中、といったところだった。
乾季も、それはそれで美しかったし、楽しかった。
だけどやっぱり、
鏡面世界に行きたかった。
どうしても、どうしても、行きたかった。
1ヵ月後の2月末、
2日後にメキシコ行きのフライトを控えたある日。
“今なら最高のコンディション恵まれるかもしれない”
そんな噂を聞きつけ、決意した。
フライトをキャンセル・日程変更をして、急遽この町に戻ってきたのだ。
しかしそれでも、時間は限られていた。
この町に滞在出来るのは、長くて1週間。
最高のコンディションを願って・・・
天候に恵まれるのを願って・・・
そして、ついに、この日が来たのだ。
「塩湖のコンディション、天候共に良好」
小さな旅行代理店に、待ちに待った連絡が入った。
早速ジープに乗り込み、町から塩湖へ向けひた走った。
* * *
町を抜け、しばらく走ると、塩湖の入り口に差し掛かる。
皆、その景色に息を飲んだ。
喋る人は減り、
口を開いても、感嘆文を短く発するだけだ。
この光景は、なんて言葉にしたらいいんだろう。
まるで、空を飛んでいるようで。
まるで、天国に来てしまったようで・・・。
そうだな。
もし天国という場所があるのなら、
ここは限りなく、その場所に近い所なのだろう。
塩湖の水は驚くべき透明度で。
水の底で、眩しい日差しを受けた塩の結晶たちは、キラキラと細かな光を跳ね返す。
そのせいで、足元には延々と、無数の光が散ばっているのだ。
* * *
しばらく走ると、塩のホテル「プラヤ・ブランカ」に到着する。
まさかの、日本人宿泊者40人越え。
1ヶ月前、リュータさん・トモさん・しぶけんの4人で来た時には、
私達を含め宿泊客は6人で・・・
夜は電気すら使わせてもらえなかった。
(これはマジな話、このホテルは宿泊者10名以上にならないと、電気は使えませんw)
あまりの日本人の多さに若干萎えつつも、
(まぁそれはここにいる日本人全員が感じたことだろうw)
それを帳消しにする、いやそれ以上の絶景が目の前に広がっているのだ。
感動せざるを、得ない。
ジープ2台、総勢20人くらいで遠出した。
皆がわいわい写真を撮ったりしている間に、
私はひとり、
境目の見えない水平線に向かって、もくもくと歩き出した。
まっすぐ、まっすぐ。
ひたすらに、まっすぐ。
30分くらいだっただろうか。
いや、もっと短かったのか、長かったのか、もう分からない。
時間の感覚なんて、ふっ飛んでしまう。
そんな光景だ。
聞こえるのは、
風の音と、
チャプ、チャプ、という水の上を歩く音、
そして自分の呼吸音。
それだけ。
あとは、白と青、そして眩しい光。
本当にそれだけ。
たった、それだけの世界。
歩きながら、泣いていた。
なんで泣いてんのか分からなかったけど、
どうしようもなかった。
勝手に、ぽろぽろぽろぽろ、涙が出てくるんだ。
じっと、水平線を見ていると、頭がヘンになりそうだった。
クラクラした。
私、ちゃんと、生きているのだろうか。
はっと我に戻り、立ち尽くすのを止めて皆の所へ戻った。
皆でいろんな写真を撮り合う。
20人が鏡面世界にいるってことは、合計で40人!
そんな写真がたくさん撮れた。
上↑の写真は、小さい頃の夢だった「雲の上を歩く」が、叶った瞬間だ。
* * *
塩のホテルに戻り、
イースター島で一緒だったフトシさんサチさん夫婦、
そしてもりフーフや同級生ヒサシ、東大生の男の子たちと、なぜかスイカ割りをする。
“天国で頭突きスイカ割り”
謎の写真である。
ちなみ同級生ヒサシくん(笑)
スイカはもちろん絶妙の塩味で、おいしかった。
ムチャス・グラシアス・もりフーフ!!!
鏡面世界にとりつかれ、
その後もずっと、写真を撮り続けたり、あてもなく歩いたりした。
本当に、ずっと。笑
後半はネタ写真を撮りまくる。
孫悟空ごっこはやるよね。鉄板よね。
(※今回はウユニの感動的雰囲気を損なわぬよう、ネタ写真は控えております・笑)
そうこうしている間に、
夕暮れの時が近付いてきた。
驚いた。
太陽が、二つもあるんだ。
二つの太陽は、やがて水平線で一つとなる。
辺りは神々しい雰囲気に包まれた。
天国に、まるで神様が降臨したかのように、
皆が押し黙って、じっと光に見入る。
鮮やかなオレンジ色が、一直線に水平線を覆った。
こんな世界、有り得ないよ。
目の前の光景が信じられなくて、
ただただ、見入った。
吸い込まれて、しまいそう。
風が止み、凪の状態がしばらく続いた。
水面は、綺麗に反射した。
この場所に来れたこと、
最高のコンディションに恵まれたこと、
これは天国の神様が導いてくれたのかな・・・・なんてことを思い、感謝をした。
次は夜の満天の星空・・・・
そう、頭上と足元に広がる満天の星空、
“大宇宙”と例えられるその景色に期待して、しばしの眠りにつくのだった。
つづく。
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