米国のナイキが取り戻し、ソニーが失ったもの

面白い記事が載っている。趣旨はトップ意気込みの大切さだが、他にもいろんな教訓が読み取れると思う。

マーケットの中で消費者のニーズを汲み取って、革新的な商品を開発したナイキ。革新的な商品を開発することで新しいマーケットと消費者のニーズを創りだしたアップル。

キーワード
ブレークスルー。成長を続けるにはルーティンワークを超える、既存の概念を覆す発想が求めらると思う。

先週末は七海の誕生日だった。

妻が、私が誕生日に送った絵本と一緒に娘の写真をブログに載せてくれた。それを一人見て、なぜか涙が止まらなかった。いろんなことを考えた。

A letter from the world

この一年間で七海に会ったのは20日間。いつの間にか大きくなっている。顔立ちもしっかりしてきたし、動きだって私が直接あった時とは段違いだ。よく無事にここまで育ってくれた、育ててくれたと思う。

もう半分あきらめているが、絵本を送ったのはやっぱり日本語を勉強して欲しいからだ。なぜなら娘と母親のつながりは父親とより言葉以外で
もずっと強いと思う。娘と母親はやっぱり母国語で話すほうがいいと思う。その分、私は娘に大切なことを伝えられるようになりたい。

娘が日本にきて8ヶ月、言葉も文化も違う、友達も少ない不自由な生活環境のなかで妻はよくがんばったと思う。ありがとう。娘の誕生日には、「将来は社会の約に立つ人になってほしい。」と津波被災者に寄付をしてくれた。娘には強い人間になって他人に貢献することで幸せな人生を送って欲しいと。

妻自身も東京大学で博士号をとりたいと言っている。仕事もしたいと行っている。子育て中も自分の能力を磨いて、実力をつけて、自分の夢もあきらめずに追ってほしい。

母親にも感謝したい。乳児と外国人の妻と一緒に生活を始めて、本当にいろんな苦労があったと思う。また、私たちを支えてくれた親戚、日本の友人にも感謝したい。本当にありがとう。
それからここで出会った愉快な友達達にも、みんながいなかったら私はとっくに帰っていたと思う。日本に帰ったら是非、娘に会いに来て欲しいと思う。

http://www2.jica.go.jp/hotangle/oceania/tonga/000930.html


今年、国連大学から出された「ワールドリスクレポート2011」によると、トンガは世界で2番目に危険な国にランクされている。何のランキングかといえば自然災害に対するリスクである。私は、この世界で2番目に危険な国の国家災害管理事務所で災害対策の仕事をしている。ちなみに日本の順位は5位。災害の面から見ると日本とトンガは共通点が多い。


トンガは、東に太平洋プレートとオーストラリアプレートがぶつかるトンガ海溝が走り、太平洋をぐるりと囲む「Ring of Fire(環太平洋火山帯)」の上に位置している。「世界の地震の80パーセントがここで起こる」といわれ、そのため、地震、津波、火山噴火といった自然災害が頻発する。それに加え、年間平均1.5回、サイクロンに襲われるという災害多発国である。ここでは災害は「もし」ではなく「いつ」の問題である。


私が赴任する1年前には、サモア沖の地震で発生した津波で9名の方が亡くなった。私が来てからは、サイクロンが直撃し、大きな被害を出した。私も、サイクロン通過中のオペレーションから、被害発生後の調査、緊急援助という一連の活動に携わった。


A letter from the world  
図1.サイクロンで被災した離島へ緊急援助物資を輸送する


2011年3月11日、仕事が終わり自宅で休んでいると、職場から緊急電話が入った。「津波警報が出たのですぐに事務所に来て待機するように」―。自転車に飛び乗って5分で務所に駆けつけると、見慣れた景色が津波に飲み込まれていくシーンがテレビで放映されている。東日本大震災だった。


トンガへの津波の到達予想時刻は翌朝の5時、長い夜が始まった。国際テレビ放送に次々と現れる日本の惨状を同僚とただ見ていることしかできない自分が悔しかった。警報の発令や、市民からの問い合わせの対応、各国の被害状況のモニター―。忙しい中でもトンガ人同僚がかけてくれた「おまえの家族は大丈夫か」という優しい言葉が心に残る。トンガでは、震災の翌週末に日本の被災者のために、チャリティーイベントが開かれた。


A letter from the world
図2.日本人と一緒に東日本大震災の募金活動をしてくれたトンガ人


私は、今、事務所で勤務する傍ら、学校やコミュニティーで防災教育を行っている。日本の経験を伝えるためだ。トンガでは、なぜ津波が発生するのか、津波が発生したらどうしたらいいのかを知らない子どもがまだたくさんいる。東日本大震災では数多くの人たちが命を失った。しかし、数多くの人たちが自分の命を守ることができたのも事実である。少しの知識が命を救うかもしれない。少しでも多くの人に命を守る大切さを伝えたいと思う。失われなくてもいい命が失われないように。

A letter from the world
図3.小学校で東日本大震災のビデオを見せ津波教育

A letter from the world
図4.津波訓練で高台へ避難する子どもたち
A letter from the world
図5.同じく防災分野で活動する青年海外協力隊員と共に防災教育
詳細
http://www.facebook.com/notes/tonga-jocv-association/%E6%9D%A5%E9%80%B1%E6%9C%A8%E6%9B%9C%E6%97%A5%EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%93%E6%97%A5%E3%81%AF%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%81%AE%E6%97%A5/228770140513312

隊員 各位

活動お疲れ様です。

来週木曜日10月13日は国際防災の日です。防災文化を世界的に広めるために国連で指定された日です。http://www.unic.or.jp/schedule/futur.htm#07
トンガではまだ「なぜ津波が発生するのか?津波にどう対応していいか知らない方がたくさんいます。」少しの知識が命を救うかもしれません。
学校、職場で話す機会があれば話題に出してみていただきたいと思います
失われなくていいはずの命が失われないように。

数少ないトンガ語での津波パンフレットがダウンロードできます。津波のメカニズム、対応が書かれています。
http://tonganemo.wordpress.com/programme/tsunami-brouchure/
トンガでもNEMOが企画し、月曜から金曜日まで夕方のニュースの後、テレビ、ラジオを中心に防災に関するパネルディスカッションを放送する予定です。幾つかの学校では津波避難訓練を予定しています。
 
今年、国連大学により発表されたレポートでは、トンガは世界で番目に自然災害の危険がある国としてランクされています。ちなみに日本は第5位です。
http://www.ehs.unu.edu/article/read/worldriskreport-2011
トンガで生活しているだけでも日本にいる時よりもはるかに自然災害の脅威にさらされていることになります。自分の身は自分で守りましょう。
トンガでは災害関係機関も情報を外部のソースに頼っています。Geology Unitには地震計測システムがありますが、学術目的で災害対策には使われていません。

災害情報収集はここから。
地震
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Maps/region/S_Pacific.php
津波
http://ptwc.weather.gov/
NEMOのホームページ始めました。
http://tonganemo.wordpress.com/

どうぞよろしくお願い致します。
皆さんこんにちは、

メールで情報を送ると、必要なときにあらためてそのメールを検索するのが面倒という意見があり、掲示板を設置してはどうかという意見をいただきました。

情報交換のための掲示板を設置 したのでご利用いただきたいと思います。
http:/www.facebook.com/pages/Tonga-JOCV-Association/218473388209654

トンガでの生活情報、イベント情報
隊員の活動情報、隊員会の活動情報
その他、帰国隊員からの近況報告、次に来る隊次の自己紹介、トンガに来たい協力隊候補者からの質問等

隊次、場所を超えたコミュニケーションの場となることを目的とします。

趣旨に賛同いただけるかたは掲示板名「Tonga JOCV Association」の横の「いいね。」を押してください。

投稿していただける方は「いいね。」を押した後ウォールへ書き込んでください。
フェイスブックのアカウントを持っていない方は、「いいね。」を押すと自動的にアカウント作成へ誘導されます。

「いいね。」が73人を越えたら、これをもとにトンガ隊員のOBOG会を総会を通して作りたいともいます。

この掲示板は、個人の責任で運営します。要望、苦情等気づいた点があれば私まで連絡ください。