「成功」のバス亭でバスに乗り、台湾東部海岸線を走り二時間半、花蓮市に入った。
ガイドブックにあった「松園」の案内板が目に入ったので近くのバス停で降りた。
川沿いの遊歩道から石段を登っていくと旧日本陸軍将校の宿舎と標示板があった。
戦後70年も経たのによく保存してくれたものだ。しかも、憲兵隊大佐の宿舎だという。
さらに奥に続く坂道を登っていくと、重厚な造りの「松園別館」があった。
旧日本陸軍将校の招待所。
と、案内板に書かれてあった。
「松園別館」を出て、中正路を下っていく。そろそろ昼食時、「公正包子」が目に入った。
列に並ぶと、店員が日本人ですかと聞くので、そうだと云うと、優先的にテーブルに案内してくれた。なんだかこそばゆい気持ち、日本人であることに優越感を覚えるではないか。
これが「小龍包(シャオロンパオー)」だと、吾輩は小型饅頭かと思った。10個で15TW$(45円)、5個も食べたら腹が膨れた。残したら店の者に申し訳ないと思って平らげた。おかげで、夕飯は喰う気がしなかった。
今夜の泊りは日本人経営の「馨憶精緻民宿」(1100TW$・3300円)。なんやら難しい名前のゲストハウス。3:00頃に着いたが、誰もいない。しかたないので荷物をソフアーに置き、近所の喫茶店「赤い帽子」に入った。
閑散とした店内の天井で扇風機が回っている。
30分経過、ゲストハウスに行くと、民主の主、片桐さんが受付に居た。この人、リタイア後にここで民宿を経営し、年金生活をしている。この手もありだな・・・。
今夜の泊りは吾輩一人だと、宿帳に署名していたら日本人の青年が「予約していないのですが・・」と入ってきた。これで二人になった。
シャワーを浴び、一休みして夜市に出掛けた。民宿のある南京路(昔は花柳街だったそうな)から歩いて5分ほど、遠目にも夜市の明かりが輝いていた。
食べ物屋が圧倒的に多いが、射的や土産物屋も並んでいる。
フラッシュを焚かないで、至近距離からショット。
サックスの演奏。いいですね~。
皆さん、盛大に飲み食いしている。吾輩はあまり食欲がわかないので、ビールに肴を二点ほどたのんだ。
冷えた台湾ビールが旨かった。
民宿に戻ると、片桐さんと青年、新井君が玄関先のテーブルで雑談していた。二十年中国にいたという吾輩の話をしていたのだと。
雑談に加わり、一時間ほどで引き揚げた。今日も充実していたのに満足し、早めに就眠した。










