李白、旅と酒 | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

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現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  白酒の梅干お湯割りを呑みながら岩波の「李白選集」を音読していると李白と一緒に飲んでいる気分になる。というのも李白の詩は酒を題材にしたものが多い所為だろう。盛唐の頃安禄山によるいわゆる安史の乱が起こり杜甫も李白も各地を流浪する羽目になった。そう、書家の大家顔真卿もこの乱で戦死している。中国の歴史が大きく動くときに美女が登場する。殷の妲己、呉越戦争の西施そして楊貴妃など傾城傾国ですな。美女といえば後漢の趙飛燕なんかも吾輩は買っている。

さて李白も白酒を呑んだのだろうか、いやおそらく醸造酒の黄酒じゃないだろうか。いくら酒豪の李白でも度数の高い白酒を三百杯も飲めない。

  これは一昨年浙江省に居た時に飲んだ黄酒。浙江省は米の産地で紹興酒など酒の名産地でいまでも酒造りが盛んな土地。

  コートのポケットにウイスキーの入ったケトルを入れて汽車で李白の足跡をたどった旅をしたいと思っているのだが・・・

  こう激しく反日教育をされたんじゃ危なくてしょうがない。しかたがないから酒を傾けながら李白の詩を読んでいる方がよさそうだな。