住宅価格の不思議 | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

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現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  どうも不思議なのだが、再び上海、深圳の大都会を始め広州市でもマンションの価格が上がっていると今日のネットのニースに出ていた。吾輩は数年前から珠海、蘇州、湖州から広州へと移り住んだが、どこも派手なマンションの建設ラッシュに驚いた。すでに出来上がっているマンションでも夜になると部屋の明かりがチラホラと少ない。中には建築の途中で放棄したのか、鉄骨だけのも結構見た。住宅価格はけっして安くはなく、一般庶民、サラリーマンは古いアパートで暮らしている。




富裕層が投資のために買っていると聞くが、一体この不景気に誰が買うんだろうか。西部、東北地区の地方都市では巨大な「鬼城」が続出しているという。村上鬼城は俳人で正岡子規の弟子。ここの「鬼城」はゴーストタウン。




土地バブル崩壊を防ぐために、政府が買い支えをしているとすれば、巨大な風船を更に膨らませているようなもの。すでに国の負債は600兆円を超えていると聞く。げにも恐ろしい・・・破裂したら対岸の火事なんて言ってられないゾ。