師走の古鎮 | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  中国の正月である春節は毎年変わり、今年は1月31日。今の時期は農暦の師走。日本も明治時代太陽暦に変わるまでは農暦を使っていた。この農暦の方が季節感がある。厳冬の時期に迎春と云ってもピンとこないが、農暦の正月だと、一ヵ月後には梅が咲く。

南潯(ナンジン)一番の繁華街「泰安路」の外れ、古鎮観光コースに入る手前で見つけた「中国大運河」の石碑。北京から杭州まで2500キロ、黄河、揚子江を横断している「京杭大運河」。紀元前戦国時代からこつこつ運河が掘られていたが隋の煬帝が100万人を動員して610年に一挙に完成させている。




中国を南北に結びつけた物流の恩恵は計り知れない。現在もむろん整備して使われている。この運河から裏運河に出る。ここ江南一帯は縦横に運河が走っており一大米作地帯になっている。又、清朝末からは絹製品の輸送に使われてきた。木枯らしが吹く運河沿いの道を鼻水を押さえながら通り過ぎる。

では一句。「江南の 水面に映る 冬木立」。



ここ数日、風邪気味。日曜の今日も食欲なし、寒気がし、力が入らない。「華潤万家」(スーパー)で朝食用のパンを買い、早々に輪タク10元(160円)で引揚げる。



南潯は小寒が過ぎ、これから本格的に寒くなる。その前に風邪なんぞひいておれぬと早々にベッドに入る。夜になり、一段と寒くなったのでウイスキーを一口呑んで寝込む。

では、再び一句。「風邪ひきて 気がおとろへし 夜寒かな」。

一晩寝て、今日はやや元気を回復。同僚のお坊ちゃま(社長の息子)が我輩の風邪が伝染したのか、赤い顔をして、しきりに鼻水をすすっている。