日曜日ぶらりと南潯(ナンジン)古鎮を歩いた。この南潯は750年の歴史ある小さな街で「中国十大魅力名鎮」に指定されている。江南のどの古鎮を歩いても運河と橋が見られる。その昔運河の水運で街が発展してきたのだろう。ここ南潯は絹の集散地、清代末に運河で蘇州、上海方面に舟で絹を運び飛躍的に発展している。
アーチ型の石橋「広恵橋」。水面にも橋の影が映り、円形を成している。橋の下を舟がくぐれるようアーチ型になっており江南の一風景を成している。
この橋の傍に北宋の時代に建てられた道教の寺院「広恵宮」がある。元の末期に張士誠がここを農民蜂起の御所としたため「張王廟」と呼ばれたことがあった。と、ものの本に書いてあった。
この橋は「洪済橋」。割と大きい。この橋を越えると革命家孫文を支援した張静江の旧居がある。運河では昔、物資を舟で運んだんだろうが、いまは観光客を乗せるだけになっている。でも、ここ江南には隋代に築いた北京まで2500Kmも通じている「京杭大運河」があり、現在も大型の船舶が行き来している。この点はすごいと唸ってしまう。
遠くに見える橋は「通利橋」で珍しくアーチ型でなく平らになっている。だが、橋桁は高く、石段を上り下りする。運河では手漕ぎの舟がゴミを網ですくっており、水面は割りときれいに保たれている。表面の見た目は良いが水質はどうなのかが気になる。この日も江南地区は公害による霧がこもっており、空気汚染がひどかった。
「長板橋」から「洪済橋」を見た風景。赤い提灯とアーチ型橋がいかにも中国、江南という感じがする。そういえば酒の字を書いた赤提灯が懐かしいな。池袋、上野、新橋あたりの居酒屋かガード下の屋台でホッピー、焼酎に焼き鳥、モツ鍋といきたいな。



