昆劇は面白い  | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  今日は平江路にある昆劇博物館で昆劇を鑑賞した。この博物館では毎週日曜日の午後二時に昆劇を行っている。一時半に博物館の劇場に入ると、客席の中程と両脇が「貴賓席」になっており誰も座っていない。舞台前列は折畳の椅子が並んでおり、すでに観客が座っていた。我輩は貴賓席横の折り畳み椅子に座る。この小さな劇場は恐らく清朝時代に建てられており、内部は近代的にリフオームされて照明設備が整っている。


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昆劇は歌と踊りを混ぜた劇。要は中国オペラだな。開幕寸前に白人観光客が十数名貴賓席に座り込んだ。我輩の左脇の貴賓席にも三十年代と思われる白人が座ったが、態度がよろしくない。隣同士で始終おしゃべりしている。「シャラップ」と怒鳴るのをガマンした。最近心臓の調子が良くないので、血圧が上がるとヤバイ。常にニトロを持ち歩いている有様で、平常心を保つ。

舞台の上のほうに電光掲示板があり、字幕が出ているので劇の内容がよく分かる。こいつ等白人たちは内容が分からないので、退屈したのか二幕が終わると早々に引揚げていった。


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この二幕目「双珠記」の女優の演技は素晴らしかった。時代は唐代、軍隊に服役した夫と離別した妻が乳児を売り渡してしまう。この女優の悲痛で壮絶な演技に思わず肌が泡立つ思いがした。


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三幕目は「琵琶記」男性二人の喜劇調な劇。二幕で感情移入しすぎたせいか、どうも喜劇には笑えなかった。


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帰りに、小腹が空いたので「東呉面館」で蘇州麺「爆魚燜肉面」(唐揚の魚とチャーシュウ麺)を食する。「蘇州十全面」のバトルを展開していたが、何だか食傷気味と云うか、熱が入らなくなってしまった。しかし、いずれ「蘇州十大麺」のベスト3を我輩ながらに決めねばと思っている。