レトロ上海 | ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

ワールドウォッチャーの『世界に喝!』

現中国在住、全世界を飛び回ってきた元商社マンが酔った勢いで物申す。偏屈斎!

  週末蘇州から新幹線「和諧」で上海へ行った。友人宅で旧友等とビール、焼酎、日本酒、ワインで気炎を上げ、翌日南市の豫園附近を散策した。

豫園は旧フランス租界の南、旧城内にある明代に造られた中国式庭園。園内は観光客でごった返しており、早々に引き上げ、豫園商場をぶらつく。

この豫園商場はテーマパーク風ショッピングマーケット。屋根の先が上に反り返った江南風の宮廷建築を模して近年造られたが、なかなかオールドチャイナの雰囲気が出ていて、歩いていて楽しい。

「上海老飯店」は代表的な上海料理の店。清の同治年間に「栄順館」として造られた。その後、店名を変えながらいまの場所に移っている。



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場内は土産物屋、飲食店など百数十軒の店が処狭しと軒を並べている。スターバックスもあればハーゲンダッツもある。それらの店の間を内外からの観光客が行き来している。白人、黒人、アラブ系もいれば日本人もいる。



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昼食時だったので、その一角にある「上海小吃人家」に入る。小吃(シャオチー)とはおやつ、お菓子などの軽食。建物はどれも新しいアンテイーク建築だがそれなりに魅力的。ふと「日光江戸村」が頭に浮かんだ。


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上海名物「小龍包」。三十年ほど前、上海の街の片隅の小さな店で食べた「小龍包」は皮が透き通るほど薄く、中の肉汁が口の中で広がった旨さには感動した。それを期待して食してみたが、旨くもなんともない。二口ほど口に入れたが、嫌になった。昔は職人が精魂つめて作ったものだが、いまは観光客相手に大量に作っているのだろう。


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金儲け主義に走る料理店では本物の味は出せないのではないだろうか。いささか寂しい気がした。