西部邁ゼミを見ながら仕事してイイのか

アクリル板に封入して欲しいとのことで、数種類の色違いの布をカットしています。
作業机もスッキリしたので布を広げるのも楽々です。
ところが、2枚ほどカットしたところで、むしょうに情けなくなってきたんです。
日本製でない、ジオメトリック柄やリバティプリント風の小花柄の布の
色や柄や素材が、どうしようもなく、みすぼらしく見えてしまいました。
こんなのでイイのか? 今年はキイロでしょうが!
やるせない気分になってきたので、TOKYO MX の 西部邁ゼミナール
を見ながら作業してしまいました。
政治やら宗教や歴史、国家について、ゲストの方とお話するプログラムです。
ゲストの面々は同じ意見の方が多いので、喧々諤々とした論調にはなりません。
内容うんぬんよりも
私は、西部氏の後ろに立てかけてある黒板が好きなんです。
黒板に読めない漢字と英語を書く、コツコツとした音が好きなんです。
当たり前に使っている英語や日本語の、起源のようなことを説明してくれるのもタメになります。
あとは、麻子さんに呼びかける時の口調が好きなんです。
この番組のイスとテーブルとテーブルの上に置かれたグラス。
何もない白い背景のセットとオープニング曲
Jacques Loussier Trio の Arabesque ドビュッシー
がとても美しく思えてしまう。
もと全学連、安保闘争時に執行委員だった西部さんですが
終始オダヤカで本当に言いたいことの半分はおさえて、いるのかとも思う。
あと、布8枚。
この布を作った国の人たちには、この番組の美しさがわからないかもしれない。
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西部氏の帽子姿を見ていて、思い出しましたが
G20 会議のためにモスクワに行った麻生財務相はスゴカッタ。
ウォールストリート・ジャーナルによるとギャング・スタイルってことらしいけど
ファー襟付きのロングコートに水色のマフラー・黒の中折れ帽
たとえ、公費で買ったとしてもイイと思う。
当家には、ここぞッて時は
「オドシをかけてナンボでしょ」 という家訓がありました。