さくら子ちゃんの振袖
ここ1年ばかりで、急激に政治と国際経済に興味を持ってしまったTotoちゃんオヤジが
自分が得た知識を誰かれ構わず、フイチョウしまくっています。
適度にツッコミをいれてた私などは、彼のいいカモになりつつありますが
何も彼の憤慨まで、私が受け入れる筋合いはないと思うわけです。
だからという訳だけではありませんが、正月明けにカゼで寝込んでいた時に
三橋貴明 氏の小説 『コレキヨの恋文』 を読んでみました。

明治から大正、昭和にかけて財政家として手腕をふるった高橋是清さん。
現代の総理大臣の役職にまつりあげられてしまった 霧島さくら子ちゃん。
この二人が約70年の時の隔たりを超え、毎年桜の咲く季節に、首相官邸のベンチで出会い
是清さんにさくら子ちゃんが、日本経済の復興についてご教示をあおぐといった話です。
個人のシアワセと国家のシアワセはイコールではないのと同様に
個人の経済と国家の経済はイコールではない
国民経済を家庭の家計簿で語ってはいけない
誰かの需要のために、誰かが生産し、支払いが行われると誰かの所得が増える
個人レベルでの、使ったお金は消えるけど、誰かのもとに移るだけ
移った先から、新たな消費や投資に使われても、誰かの所得であることに変わりはない
誰かが支払ったお金が、誰かの所得になり、その所得が別の支払いに充てられ乗数効果が得られる
ある人が所得の一部を倹約して貯蓄をする
その貯蓄したお金のおかげで、GDP国民総所得生産額が減ってしまうけど
銀行に貯蓄したお金を、企業なりが設備投資用に借り入れ、別企業に投資すると
お金は銀行に貯蓄されたままで、企業間同士の支払いと支払われた側の企業所得が増える
モノやサービスの価格を下げて、デフレーションになると企業の生産力もあがらない
他にも日銀総裁の任命は国会に委ねられるけど罷免権は誰ももてないなどや
TPPやインフレーションや銀行の金利・国債等やファシズムについても書かれていて
さくら子ちゃんレベルの私にも、わかりやすい内容で、いろんなイミで面白かったです。
簡単に言うと 安くしてモノを売ろうとする。でも会社には少ないお金しか入らない。
なるべく、お安くしたいから海外で生産をしたり、無謀な割のあわない生産になる。
人件費削減の為に学生のバイトがふえるとサービスの質が低下していく。
働きたい大人の雇用も少なくなり、所得も減ってしまう。設備投資もままならない。
物価が継続的に下がり続けるデフレーションってことですかね。
以前に書いた財布の中身の疑問については、いくらか解消できました。
なるべく前知識を得ないようにと思ったので、レヴューや出版の経緯などを知らないままに読みました。
小説として読んだ感想ですが、たとえ感情移入できないような文章でも、氏が書いたままの文章で読みたかったです。
三橋貴明 氏いわく、かなりの部分を加筆してもらったようです。
感動をさそうような文章にしたり、売れるような装丁(ピーター・ドラッカーを読んだ高校生の話チック)
にした出版社の思惑があったようですが、そういう意図的な部分がわざとらしく感じてしまいました。
正直ヤスッポイ表紙だと思いましたし、終盤の泣きを誘うような部分が、私にはミエミエすぎて泣けませんでした。
でも、さくら子ちゃんの瓶覗(■←この色 )で熨斗柄の振袖は実物を見てみたいと思いました。
三橋氏の趣味なのか? さかき漣氏の加筆した部分なのか? 興味があります。
デフレに慣れてしまった人たちには、ブーツが2800円やシャツが980円なんてのは
当たり前なんだろうな・・・
私のような古い人間には、一昔前とはケタちがいで安すぎると思える価格だけど
インフレになった時のみんな反応をチョット見てみたい・・・
これからは可能な限り、生産者へ還元というよりも投資できるようなモノを選んで買おうと思う。
で、Totoちゃん。湯沸かし器コワレテるから、買いましょうよ!
誤解のないように付け加えておきますが、彼のことはキライではないんですヨ。
タダね、たまにムカツクだけです。
一昨日の成人式の日に、途中まで書いたのですが、雪が降ってきたのでやめました。
今日はテレビで、日本人はデフレ好き といった番組があるようだけど、時間があったら見てみようかな。