Christopher君の受験 | Weblog from Worktable

Christopher君の受験

知っている人は、知っているだろうけど
このブログを読んで、度々登場する、Christopher君(甥の本名です。一応、漢字明記もあります。)とは誰?
と思っている知人も多いと思うのでご紹介します。

彼の母親はフィリピン人です。彼が幼稚園の頃に"大人の都合"で家を出ました。
その後、また新人フィリピーナが嫁に来ました。良い子で私とは仲良くやってましたが、甥や姑とは折り合いが悪かったです。

彼を育てたのは、たびたび登場する姑。彼からみれば祖母ですが、甥が中学校に入学した3年前の春に安心したのと
いろいろな不満や疲れがでたせいか、少しボケ気味になりました。と、同時に新人の嫁は母国に帰りました。
そんなこんなで、学校の面談や進路相談などで学校に出向く役割は、私が担うわけです。


23日は都立高校の受験でした。
ともかく、右も左も解らないし九九も覚えられない、成績が悪いガキんちょでした。学習障害かとも心配しました。
高校に行くのが当たり前とは思いませんが、ブランクが空くのは、その後の人生の流れに、良くないなとは思っています。

夏に手分けして高校見学に行きました。8校程の工業系高校と普通科高校を見て周りました。
何校か見学に行ってるうちに、甥が自らの意思で工業高校に行くことを決めました。
真剣に勉強するようになり、方程式も解けるようにまでなりました。

それでも、全日制の工業高校の希望する科は倍率が2倍程の予想。
工業系はご時世からか、今年はとても倍率が高そうなので、定時制を受けることに本人が決めました。
一時倍率が出た後に、願書取り消し・再提出は出来ますが、全日⇔定時は出来ませんので覚悟が必要です。

定時制はまず登校すると夕食時間です。それも彼にとっては都合が良いのですね。
卒業までに4年かかりますが、その分実技も多いし、スローペースの彼には都合が良いのでしょうね。

Weblog from Worktable-TOMICA今期は定時制でも特別な科があるところは、かなり倍率が高いです。
フタをあければ、定員割れどころではありませんでした。

今日はChristopher君の合格発表の日。受かるかな?

TOMICAの改造とは訳が違うよ 相棒のクリス君!

私の友たちへ。
いろいろと相談にのってくれてアリガトウ!
アドバイスもありがとうね!
あとで報告するね!



以下は私の感想です。
工業高校はどこも、私のイメージを遥かに超える設備と、大きくて立派でキレイな校舎でした。
案内してくださる先生達も、個性的で理知的かつ面白そうな方々ばかりでした。
旋盤や空調設備やドラフターや足場組の現場もCAD+CAMシステムも整備用の車も全て新しく、半端な大学よりスゴイ !
と思いました。すぐに実社会に出て行ける内容のカリキュラムです。
コンピューターが汎用されるようになった今の時代に、私が高校を受験するなら、この手の学校にしたいと思う程です。

偏差値は難しい計算の統計です。ある程度の目安にはなります。倍率はデータです。
そして、偏差値も倍率も年々変化していきます。
勉強する必要性があると本人が感じれば、勉強するようになるもんです。
周りの大人は本人の希望を叶えられるように、サポートするか、負担にならない程度の金銭面の都合をつける事ぐらいしか出来ません。

私自身は「勉強しろ!」と言われたことがない。私も彼に「勉強しろ!」なんていった事がない。

受験生がいるご家庭の方々。勉強が出来なくて困ってる方の参考になればと思って書かさせて頂きました。