商品先物トレード -9ページ目

昨日のNY金市況

NY金は反落。前日終値比は、金が8.3~7.7ドル安、 中心限月の12月限は8.3ドル安。

金12月 限は、第3四半期の中国GDPが予想の範囲内だったことからプラスに浮上したが、EUサミットに対する不透明感で戻り売りが優勢になり、前日安値を割った。

12月限は、安寄りしたあと、しばらく1750ドルをはさんでもみ合ったが、テクニカル売りで前日の安値(1744.0ドル)を下回った。第3四半期の中国国内総生産(GDP)は 7.4%増加にとどまり、前期の7.6% 増加を下回ったが、予想の範囲内だったこ とから市場の反応は限られた。

その後、市場の関心は欧州連合(EU)サミットに移った。立会いは、EUサミットに対する不透明感が圧迫し、1 739.0ドル(14.0ドル安)まで値を消した。過去2日間、ドル安や株高で安値拾いの買いが入ったが、ドル高・株高・原油安が圧迫して戻り売りが優勢になった。ドル反落や株価反発で17 47.8ドルまで持ち直したが、ドル高・株安の再開で戻りも一服した。中国GDP 発表が終わったことから、市場の関心はスペインが正式に支援を要請するかどうかに移っている。

支援を要請して楽になるとみるのは一時的で、支援の条件として金融・財政で足かせをはめられることで国内の突き上げを受けることは必至だ。

南ア・ゴールド・フィールズでは、期限までに職場復帰しなかった従業員1500人が解雇されるもよう。これでストに歯止めがかかるか、混乱が深まるかに注目したい。

米週間新規 失業保険申請件数は38万8000件に増 加したが、9月の米景気先行指数は前月比0.6%上昇、10月のフィラデルフィア地区製造業景況指数はプラス5.7に上昇、ともに事前予想を上回った。

昨日のNY金市況

NY金は続伸。前日終値比は、金が6.7~10.4ドル高、中心限月の12月限は6.7ドル高。

金12月限は、ドル安ユーロ高で前日高値を抜いたあと、米住宅着工・許可件数の急増によるQE3短縮懸念で値を下げたが、スペイン格付け据え置きにより反発して取引を終えた。

ムーディーズがスペイン国債の格下げを行わなかったことや、スペインの支援要請観測が支援材料。

9月の米住宅着工件数は前月比15.0%増加の87.2万件、先行指数と みられる着工許可件数は11.6%増加の89.4万件と発表され、ともに事前予想 を大きく上回ったが、米量的緩和第三弾 (QE3)の期間が短縮されるとの見方が広がった。

HSBCが今年の金相場見通しを前回より3.4%下方修正し、1700ドルとしたことも弱材料。

本日の金市況

東京金は、総じて上昇。金はNY高を受けて買い優勢で始まった。その後はユーロ高ドル安などの支援により一時上値を伸ばしたが、午後に入ると、買いが一巡し、もみ合いとなった。前営 業日比は、金標準、金ミニが19~21円 高、推定出 来高は、金が4万2522枚。

金は米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和継続見通しや ムーディーズのスペイン格付け据え置きな どを背景にユーロ高・株高に振れたことが支援要因になった。

ムーディーズはスペ インの政府債格付けを据え置いた。ジャンク級への格下げも懸念されていたが、欧州中央銀行(ECB)の債券買い取り計画などを受けて据え置かれた。ただスペインは 支援要請の行方などが注目されており、今後の動向が引き続き注目される。