講談社の学習漫画が届きました。

日本の歴史(全20巻セット)



2020年7月3日発売という出来立てホヤホヤの歴史漫画です。

歴史漫画はいくつも出版されており、どれにしようか迷っていました。

小学館は学習には良さそうに思いましたが絵がイマイチで文字も多く、惹き込まれないのでは?という懸念。

朝日子供新聞のも良さそうでしたが、思想的な偏りが特に近代史で見られるという話を目にして選外に。

最終的に絵が肖像画に似てない以外は評判のよかった角川のにしようと思っていましたが、『歴史は新しい方が良い。改訂版を出しても漫画部分の大幅な修正はないはず』という妻の意見に納得して新しく発行される講談社のものに決定。

大手が後発で出すなら普通は他社のイイトコ取りしてるはず。何より私自身が昔少年マガジンで読んでいた作者の絵なので、それだけで楽しめそうです。



さて、内容ですが、まず見返しにその時代前後の全体の流れがあります。



そして、最初の25ページ程は参考書のような解説が写真付きであります。



1巻しか読んでいませんが、漫画部分はさすがに名のある漫画家が大手出版社で書くもの。

妙に解説臭かったり無理矢理な展開などはなく、読んでいて面白いです。普通に漫画として楽しめます。

漫画ページの下部にはマメ知識としてその章のトピックスが書いてあります。




これを漫画の中に入れずに外出しにしたおかげで、楽しく読める漫画として仕上がったのではないでしょうか。

巻末にはその時代の年表がついています。



更に裏の見返しには何処で起こったことなのか、地図で確認できます。


学習漫画はまず歴史に興味を持たせることが目的です。漫画だけで基礎を押さえる、などという過度の期待はしていません。

なので漫画として読みやすい、面白いことが最優先です。この点に関しては講談社のは十分に満たしていると思います。

また、男の子はオタク気質なところがあるので、欄外にマメ知識として散りばめるのも意外と効果があるかもしれません。


そうそう、特典で歴史人物データカード120枚なるものがついてきました。

これも学習用になっていて、赤いシートでキーワードを隠すことができます。



第一印象としては大満足でした!