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昨年一年間に全国の警察が相談や通報を通じて把握したストーカー被害は二万千八十九件で、ストーカー規制法が 施行された二〇〇〇年以降で最多になったことが二十日、警察庁のまとめで分かった。前年から千百六十九件(5・9%)増加、初めて二万件を超えた。ストー カー規制法や刑法などによる摘発も千八百八十九件で百十六件(6・5%)増え、過去最多だった。

 昨年十月に東京都三鷹市の女子高生が警察に相談した当日に元交際相手に刺殺された事件を受け、警察庁は被害者保護のため、加害者の積極的な逮捕や 相談態勢の充実を打ち出している。また、再犯防止も課題となっていることから、一四年度には、規制法に基づく警告を受けた加害者に、精神科医の治療を促す 取り組みを始める。

 相談や摘発の増加について、警察庁の担当者は「ストーカーへの関心の高まりと警察の積極的な対応の影響では」と話している。

 規制法に基づく警告も7・4%増の二千四百五十二件、警告に従わなかった加害者への禁止命令も49・3%増の百三件で、ともに過去最多になった。

 被害者の性別は女性が90・3%で、加害者は男性が86・9%。被害者の年代は二十代が34・8%を占めた。

 規制法 の改正で昨年七月から、執拗(しつよう)な電子メールも付きまとい行為として、規制対象に入った。

 執拗なメールが規制法違反に当たるとして、摘発されたのは四十三件。警告を受けたのは百四十三件、禁止命令は八件だった。

 一方、ドメスティックバイオレンス(DV)の認知件数は四万九千五百三十三件(12・7%増)、摘発件数は四千四百五件(4・7%増)でともに過去最多だった。