憧れの、お手本の方が亡くなりました。
「幸福の黄色いハンカチ」、「鉄道員ぽっぽや」、寡黙で浮かれることなく自身を戒めて、
「あなたへ」では、ほんとの男の強さの裏側にある弱さと寂しさとをみせてくれた、俳優 高倉 健さん。

あの「あなたへ」の姿がほんとの健さんそのものだったのではと思います。
強い!、怖い!役のために自身の心を押え、演じ切る。

心のどこかでは、涙もし、悲しさや寂しさに嗚咽もし、時には酔っ払い。。。
でも、その醜態はだれにも見せず。あくまでも寡黙を演じた、真の男だったのでは。

真の男は、強さの裏にやさしさを秘めている。だから男と思う。
11月10日は、あまりにも悲しい1日です。
森重久彌さん、森光子さん、そして高倉 健さんの命日になるとは。
好きにはなれない11月10日、でも一生忘れられない1日になりました。
もう、再来されることはない、銀幕の永遠のスターたちの生涯最後の日。
どうか、安らかにお眠りいただき、星空で御三方が楽しく映画談議などされることを願っています。
高倉 健様のご冥福をお祈りいたします。
夢をありがとうございました。

株式会社 アップアンドカミング 一同