こんにちは。
ふつうの会社のサステナビリティを考える、小野優雅子です。
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心理学、と聞いて「人の心を読む」と思われる方がいらっしゃることがあります。
今、アメリカで悲しい事件をきっかけに大規模なプロテストが起こっています。
心理学の授業で学んだことで今でも印象に残っているのは、アメリカで行われたある実験。
かなり以前の実験ですが、子ども達を人種によってグループ分けした上で、各グループに知能テストをした結果、グループによって成績が有意に違った、というものでした。
私の先生は幼児向け番組の監修などもされていた方で、
「この実験の結果は人種が成績を決めたように見えるけど、この背景には家にテレビがあって「セサミストリート」(アメリカの幼児向け番組)を見ているか、といったことが影響しているんです。
つまり、人種によって影響を受けた経済的な要因や家庭環境がある、ということです」
とおっしゃっていました。
このことから私は2つのことを学びました。
一つ目は、心理学というのは、こうした実験を行う科学的な学問で決して「読心術」といったものではない、ということ。
二つ目は、科学は時として人を見誤せることがある、ということ。
以来、一見正しく見えることはちょっと離れて見よう、と考えています。
年齢を重ねるに従い、経験も積んで、このちょっと離れて見る、ことは本当に大事だと思うようになりました。
マーケティングも、心理学と同じように人を対象とした科学です。
マーケティング判断にはたくさんデータを集めることがありますが、データを集めて仮説を立てたら、ちょっと離れて見る、というステップを入れることが大切だなと思います。
今日も良い一日になりますように。