以下は興味ない方は読まなくてOK
入ってきた五感情報は、そのままの形で、感覚記憶に短時間保持される
短時間というのは、視覚の場合で300ms〜500msくらい、聴覚の場合で5秒くらい
これら感覚記憶のうち、選択的注意を向けられた情報が短期貯蔵庫に15S〜30S保持される
短期貯蔵庫の情報は、リハーサルやコーディングによって、 長く保持され、長期貯蔵庫に送られる可能性が高まる。
ここで、リハーサルとは、復唱、すなわち声または心の中で反復することであり、
コーディングとは、
体制化(整理することや符号化やイメージ化)のこと。
リハーサルは、短期貯蔵庫の7±2個のスロットを用いて行われる。
以上の二重貯蔵モデルを発展させたのが、ワーキングメモリの考えである。
この考えにおいては、短期記憶とは、
短期貯蔵庫の情報に対する注意によって特徴づけられる。
また、短期記憶の容量とは、短期貯蔵庫のスロットの個数のことではなく、
注意を払うための心的エネルギーの量として定義される
よって、処理資源の量(注意力)によって、ワーキングメモリの活動が制限されてしまう