IQテストへの慣れでIQが上がる事は専門家の間でも問題視されているようです


これはワーキングメモリトレーニング教材であるn-back課題も同様と言えます


テストへの慣れでIQスコアが上がる事が問題視されてるのは 

それが実際に知能が上がったのかそれとも数値だけが上がったのか 

分からないためです



私の意見としては、IQやワーキングメモリのスコアを向上させることよりも、 

自分の目的にそった使い方をマスターしていくことの方が重要です


自分が必要としている具体的技術を高めることを優先すべきです。


トレーニングそのものが目的となっているのは本末転倒ですね


だから、ワーメモトレーニングをするにあたっては、それらの具体的技術が高まったかで成果を測るようにすべきです。


ワーメモ(知性)を鍛える真の意味はスコアの上昇ではなく、

より良い生活を送るためだからです





もっとも、テストや課題を何度もしても全く知性が上がらないということもありません


そのテストを通して、論理的思考力が上がったり記憶力が向上したり語彙が増えたり 

これらの事に対する興味関心が増えて日常でも意識が変わったりとかは十分あり得ます


学校で行ういわゆる「お勉強」をしていても、そのお勉強を通して本質的理解が上がり、論理的思考力や記憶力も向上します



要約すると

①課題のスコアを上げることだけにフォーカスするのは本末転倒

②とは言え、課題やテストのスコアを上げる過程で得られる技術もあり、それが

論理的思考力本質的理解力記憶力などである。


結論

③両者(①と②)のバランスが必要