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■□ 日常生活の恥ずかしい英語表現に注意しましょう!
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http://gransta.jp/service/cloak.php
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【おかしな英語】
×× Could you hold my baggage until 3 o'clock? ××
(私の荷物を午後3時まで、保管していただけますか?)
【通じる英語】
○○ Could you keep my baggage until 3 o'clock? ○○
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ホテルは、宿泊客に対して、チェックアウト後も手荷物の〝一時預かりサービス〟をし てくれます。
Hold には、たしかに「保持する」「保管する」の意味があります。
I'll hold the bag for you.
(私がかばんをお持ちします)
しかし、この“Could you hold~”という表現では、「私の荷物を午後3時まで、手で握って持っていてくれますか?」と受け取られてしまい、妙に思われるかも知れません。Hold の基本的な意味は〝一時的に手に持っている状態〟だからです。
そこで、hold でなくて、keep としたほうがいいでしょう。
とは言っても、「手に持てないもの」であれば、hold を用いることが普通です。
Could you hold my reservation until tomorrow?
(明日まで、予約をキープしていただけますか?)
Could you hold this until I can ask my husband?
(夫に相談できるまで、仮に抑えていただけますか?)
We can hold it until noon tomorrow.
(明日正午まで抑えることができます)
Please hold my mail until December 15th.
(12月15日まで郵便物を局留めにしてください)
まあ、どちらを使っても大きな問題ではありませんが、誤解されないように気を付けましょう。
ただし、hold には他にも色々な使い方があります。たとえば、
We will put a hold on your account until you make a payment.
(支払い(返済)がなされるまで、口座(やカード等)を凍結します)
Hold the line, please.
((電話の回線を切らないで)少々お待ちください)
これらの場合には、もちろん keep は使えません。
日本にもあったかどうかわかりませんが、クレジットカードが普及する前は、アメリカには layaway という制度がありました。購入する製品を分割払いにして、最終決済がなされるまで、売主がその製品を保管して、最終決済がなされない場合には、今までに払ったお金を没収して製品を別の人に売ることができる制度でした。
現在は売主がクレジットカード会社に 不払いのリスクを転換しているので、この制度はほとんどなくなりました。
I'd like to put this on layaway for six months.
(6か月の分割払いにしてもいいですか?)
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