マフラー?ブランド品? あっと驚く「日本人英語の間違い」(40)
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■□ 日常生活の恥ずかしい英語表現に注意しましょう!
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【おかしな英語】
×× What floor is the brand muffler corner? ××
(ブランド商品のスカーフ売場は、何階ですか?)
【通じる英語】
○○ What (Which) floor is the scarf deparment on? ○○
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日本語の「マフラー」
日本では、世界的な有名デザイナーのマフラーが〝高級品〟となっていますが、この英語表現は、高級百貨店の Macy's(メーシー)でも通じないでしょうし、誤解されるかもしれません。
英語の「muffler」その1
まず、muffler はウールでできている商品や編んだものを言います。一方、scarf と言えば、マフラーも、シルクのスカーフも入ります。
そこで、売場を訪れるときは、総称の scarf と言ったほうがいいでしょう。また、muffler という単語は、自動車の消音措置という別の意味もあるので、自動車修理場(多くのデパートには自動車修理場もある)を紹介されるでしょう。
つぎに、「ブランド商品」という日本語は、〝高級品〟の「代名詞」のようになっていますが、〝高級品〟〝特選品〟は、specialty と表現できても、「ブランド商品」という単語はありません。Brand は普通、会社がつくる商品名(銘柄)を意味しますが、人気商品(a popular brand)という表現はあっても、高級品であるとか、品質が良い・悪いとかのニュアンスはありません。
なお、有名デザイナーの洋服(とくに女性向け)の場合、a designer dress とか、有名なブランドのジーンズの場合、designer jeans と表現しますが、designer scarf とはいいません。
もう一つ、日本では「売場」を「コーナー」といいますが、英語では、department と表現します。
なお、「コーナー」は〝階で〟あるのではなくて、〝階に〟あると考えて "on" を用います。
《重要な関連表現》
What floor is the furniture on?
(家具売り場は、何階にありますか?)