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■□ 日常生活の恥ずかしい英語表現に注意しましょう!
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【おかしな英語】
×× She has a high sense. ××
(彼女は、いいセンスをしている)
【通じる英語】
○○ She has good taste in dress. ○○
○○ She has good taste. ○○
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「いいセンスをしている」は、非常にあいまいな日本文であって、英語表現がむずかしいものです。
一般的には、日本語の「センス」は、taste と訳しますが、具体的なら、sense も使えます。
この日本文が「彼女は服装のセンスがいい」とか「彼女は、趣味にセンスがいい」という意味ならば、taste in fashion, good fashion sense で表現します。
また、彼女の文学についての感性とか、音楽や絵画の繊細な感覚を表現するのであれば……
She has a delicate sensibility for literature.
(彼女は、文学について繊細な感覚をもっている)
She has a keen sense of art.
(彼女は芸術についてすばらしい感覚をもっている)
などとなるでしょう。
なお、high sense は和製英語、good sense は「良識」という意味がありますが、〝数えられない名詞″なので、不定冠詞の a を用いません。
《重要な関連表現》
He has a good sense of timing.
(彼は、タイミングの読みがいいですね)
She has a natural sense of beauty.
(彼女は、本能的な審美眼をもっている)
That conductor has a keen sense of music.
(その指揮者は、鋭敏な音楽的感覚をもっている)
He has no common sense.
(彼はまるで常識がない)
Your decision makes sense.
(君の決定はもっともだ)