1123日は勤労感謝の日でした。これを通常はLabor Thanksgiving Dayと英訳するのですが、少し奇妙な感じがします。アメリカでは9月の第1月曜日がLabor Dayです。本来ならこれにあたりそうですが、アメリカのLabor Dayはかなり労働組合の色が濃くて、日本でいうメーデーのような日です。だから勤労感謝の日をLabor Dayと訳したのでは誤解を招きます。



 もう一つ、勤労感謝の日と同じ週(11月第4木曜日)に、アメリカではThanksgiving Dayがあります。確かに「感謝」という言葉が含まれる祭日ですが、これは全ての恵みに対して神に感謝するという意味なので、「勤労」とは何も関係がありません。結局、勤労感謝の日に相当する適切な英語表現がないため、仕方なくLabor Thanksgiving Dayと直訳しています。



 ところでこの季節になると、日本にはお歳暮の習慣がありますよね。英語にはお歳暮もお中元もないので、お中元は通常Summer Gift Giving Seasonと英訳し、お歳暮は普通Winter Gift Giving SeasonまたはYear-end Gift Giving Seasonと表現しています。Gift Givingというとプレゼントをあげるということですが、どうしても時期が重なってしまうため、アメリカ人はクリスマスプレゼントの感覚でお歳暮を見てしまうようですが、それは全くの誤解です。



 さて、どこまでが前置きなのか分からないのがこのブログの最大の特徴なので、気にしないで下さい() 今回は辛うじてタイトルにある「お歳暮」という言葉にたどり着くことが出来ました。さらに話を続けたいのですが、まだまだ長い話なので、次回に回します。最終的に私がどのような話をしたいのか想像して頂きながら、続きをお楽しみに!()