こんばんは、ケントギルバートです。久々にコラムを書きました!


平成19915日、滋賀県の大きな人権イベント「じんけんフェスタしが2007」に参加してきました。アグネス・チャンさんのコンサートなどもあり、多くの県民が集まって盛大に行われました。

最初に私が40分間の基調講演をしてから、続くシンポジウムでは安藤仁介さん(財団法人世界人権問題研究センター所長)と高嶋紀子さん(ジャーナリスト)、そして私の3人が1時間10分ほど、舞台の上で人権問題を議論しました。

印刷されたプログラムには私たちのことを「パネリスト」と書いていましたが、台本によると司会者は「パネラー」として紹介する予定でした。実は「パネラー」という英語はありません。これは和製英語です。「パネリスト(panelist)」が正しい英語です。

 考えてみたら、何にでもマヨネーズを塗って食べる人を「マヨラー」と言い、安室奈美恵さんのファンを「アムラー」と呼びます。日本語的には面白い表現方法ですが、こういう公的かつ正式な催し物の場合は、是非とも正しい英語表現を使って欲しいものです。


 結果的に私が指摘して、司会者は正しく表現しましたが、このような催し物に数多く参加する私としては、「パネラー」という表現を一日も早くこの世から抹殺したい気分です。だって、もし誰かがスペシャリストを「スペシャラー」、テロリストを「テロラー」と表現していたら、「違う!ちがう!なんで?」と叫びたくなりません?


 外国語の言葉を日本語に取り入れ、外来語として使うことが氾濫していますが、明らかに間違った表現には気を付けましょう。今度またそのような表現に気付いたら、ここで紹介することにしますね。