私を良く知る人は誰もがご存知なのですが、私はアイスクリームに目がありません。最近はAM/PMで売っているクッキーをはさんだアイスクリームにハマっています。


大昔、九州の小倉に住んでいた当時、私の住まいは三階建てビルの三階でした。一階はお寿司屋さんとパン屋さんで、そのパン屋さんではソフトクリームを売っていました。小さいものは30円、大きなものは50円。毎日どっちにしようかと迷いました。


ある日、計算してみました。差額は20円です。たとえ毎日余分に20円使ったとしても、1年間で約7000円です。気分的な満足感も違うし、それなら毎日大きい方にするほうがいいと決めました。その日からは、毎日帰りに大きい方のソフトクリームを買って三階に上がりました。


そして、その傾向が今日も続いています。どうせ買うなら大きいアイス…。そのお陰でしょうか。体重は現在、理想値よりも約12キロオーバーしています…。


 ところで、アイスクリームを入れる円錐形のワッフルをアイスクリームコーンといいますね。英語で書くと ice cream cone になります。英語では、その中身がソフトクリームであろうと、フローズンヨーグルトであろうと、普通のアイスクリームであろうと、全部同じ ice cream coneという言い方になり、表現を区別することはありません。つまり英語には、soft cream(ソフトクリーム)という表現がありません。


 さて、ここからが問題です。1975年、沖縄海洋博覧会の仕事をしていたときも、ソフトクリームをよく買っていました。何しろ沖縄は暑いですしね。会場内のどこの売店にも ice cream corn と書いてありました。少し不思議に思っていましたが、「なるほど!トウモロコシ(corn)でできたアイスクリームを世界の博覧会で紹介しているからだ!」と勝手に納得していました。


 数年後に気が付きました。これは単なる英語の間違いでした。つまり、「cone」と「corn」の間違いです。確かに日本語では両方とも「コーン」になりますね。せめて看板を発注する前に一度、英和辞書を見ればよかったのにねぇ。