こんにちは。ケント・ギルバートです。

日本人が英語をローマ字で発音するからおかしな英語発音になるのですが、逆に外国人が日本語をローマ字で覚えるから、日本語の発音がおかしくなります。

その人の母国語の発音パターンで発音するからです。

例えば、諸外国語では母音が続くと、その組み合わせによって別の複合母音発音になることが多いのに対して、日本語では、母音字毎の発音がそのまま独自に発音されます。

従って、多くの外国人は「上野」を「ウェィノ」と発音します。

実は新幹線の英語の放送をしている外国人の女性もその発音を間違っていて、聞くたびにすごく気になります。

なお、基本的にローマ字は英語圏の人に合わせているけれども、別の外国語になるとまたたいへんおかしなことになることもあります。

例えば、スペイン語では「J」という文字は英語の「Y」の発音になります。そのお陰でスペイン語を母国語としている人は「jakusha」(弱者)というローマ字を見れば「ヤクシャ」と発音します。


このことについては、次号でもっと詳しくお伝えします。