金曜の夜
京都から東京に帰って向かったのは
パレスホテル東京のクラウン。
南フランス、ヴァンスの名門
CHATEAU SAINT-MARTIN & SPA
(シャトー・サンマルタン & スパ)から
ミシュラン一つ星のメインダイニング
「ル・サンマルタン」の
ジャン=リュック・ルフランソワ シェフが来日されていたので共に来日された
デュアルト・ボン・ド・スーザ総支配人より
夕食にお招きいただきました。
シャトー・サンマルタン & スパは世界中に10軒の最高傑作ホテルを擁する
オトカーコレクションのメンバーホテル。
オトカーコレクションには有名な
ル・ブリストル・パリ、ロンドンのザ・レインズボロウなどがあり、
9月にル・ブリストル・パリに宿泊したときから
この日を楽しみにしていました。
スポーツ万能のルフランソワ シェフ。
スリムな長身!
20代のはじめのこと、
修行時代に師匠について来日したとき
弟子として共に来日を許されたのはたった二人で、
それはルフランソワ シェフとアニック・ヤレノ シェフでした。
初めての来日で
日本の食文化の繊細さや几帳面な部分に感動し、
何度か来日を経験するうち
将来ミシュランで星を獲得したら、
今度は自分の名前で日本に行き料理を作ろうと決心したそうです。
今回の来日はそんなルフランソワ シェフの夢が叶った来日となりました。
南フランスの風や空気を感じるお料理を楽しみました。
シャンパーニュの次は南フランスにちなんだワインがお料理を引き立てます。
さすがパレスホテルのソムリエチーム。
アミューズブーシュはラングスティーヌ
マトウ鯛
ポワロー、イベリコジョータの生ハム、かぼちゃの種と亜麻の実
Rosé d'une Nuit
スズキ
ピスタチオのクルオート、オリーブ風味のポレンタ、アーティチョークポワヴラート
和牛
フォアグラと茸のクロメスギ、パーニップのムースリーヌとロティ
フロマージュ
タピオカ
タピオカをリ オ レ (un riz au lait)のように、軽いエピス風味の無花果
チョコレート
フォンダンとクロッカン、ミントとヴェルヴェーヌのグラニテ
ミニャルディーズ
夏の間だけオープンするシャトー・サンマルタン & スパ。
ルフランソワ シェフ、冬は同じオトカーコレクションのラポジェ クールシュヴェルで活躍されています。
シャトー・サンマルタン & スパはかつてテンプル騎士団が所有していたお城が宿泊施設になっています。
ですからエンブレムも騎士の姿。
ここに泊まってマティスのロザリオ礼拝堂に行く!という新たな夢が加わり、
同じオトカーコレクションのホテル・デュ・キャップ-エデン-ロックにも行きたい。
南フランスに心惹かれた夜でした。