久しぶりの投稿です。

 

迷える子羊状態の忘備録なので、Aレベルについて興味のない方はどうぞスルーして下さいませ。

 

 

IGCSEの試験結果が出まして、心配してた科目でAスターやAが取れてホッとしたのも束の間、その科目をAレベルで選択したくないという娘。娘の話を聞きながらも、得意科目を選択した方が、13年生の5月で受けるAレベルの試験でAスターを取れる確率が高い事、海外大学に行きたいならば、学校の成績がとても重要なんだよっと何回も伝えました。

 

イギリスの大学に進学希望の生徒さんだと、希望する学部がどの科目を必要としているかをチェックして(Aレベルでの履修科目が既に決まっている)、その科目を履修するので、しのごの言ってれないのですが、娘はまだ進路を決められてません。 行きたい大学も学部もまだ未定なので、大学受験の為に興味のない科目を2年間履修したくない! と。image

 

 

 

100歩譲って音楽と日本語を選択しないにしても、数学はCOREな科目なので、将来どっちに転んでも履修して損になる科目ではないように思い、話を続けていますが、SATの試験対策の数学は、「1人で勉強出来るから大丈夫だから」と言い張って2週間。

 

新学期が始まって2週間ちょっとの間、カレッジアドミッションの先生と数学の先生達に娘がヒアリングをした結果、数学は履修しなくてもSATの数学対策は1人で出来ると言われたそうで、心理学、生物、英語に決めるとの事。

 

日本人ママの感覚だと、大好きでない科目だとしても、なんとか8(9が最高)を取れたなら、興味のない科目でもその子にメリットがあれば”頑張れ!”なのですが、イギリス人の先生から「数学大好きでないなら辛くなるだけ。例えAを取れた生徒でも、大好きでなければ、AレベルでAスターを取るのは難しいわ。」とアドバイスされたそうです。

 

正直なところ・・・え〜〜 それ先生が言う?! と驚きました。

昭和のスポ根世代には理解が難しい感覚です。

 

娘がIGCSEでは良い成績を取れましたが、心底Mathsを楽しんでない事、模擬試験では6だった事もあり、Aを取れない可能性を見抜いての事なのかもしれません。イギリス人はまどろっこしい表現しますからね、”あんたには無理よ”とは絶対言いません。”きっとあなたならAを取れると信じているけれど・・・・but・・・”という表現だったそうです。 そのまどろっこし異表現の裏の意味がわかる娘は、履修しない方が無難だ!と判断したそうです。

 

Aレベルの履修科目は3〜4科目で、母親としては日本語を履修しないなら、数学を取るべきだとずっと話し会ってきましたが、強制的にやらせる年齢でもなく、どうしても心理学・生物・英語をとりたいそうで、本人に任せる事にしました。

 

*12〜13年生のSix Form Collegeの2年間のプログラムをAレベルと呼び、このプログラムの中から選択するこの3〜4教科だけを勉強するので、それ以外の科目は一切やりません(週1で体育は有り)。よって授業がない時間帯も多く、そんな時はSix Form College専用のフロアで自習したり、ソファーでくつろいだりしてるそうです。

 

心理学は初めて履修する科目で、正直なところ・・・高校で履修する必要あるの???と思いますし、先輩ママさん達から「心理学でAスターやAを取るのは難しいから、やめさせた方が無難よ!」と言われましたが・・・仕方ないですね。

 

生物より数学の方が成績が良かったので本当に色々と心配ですが、本人が納得したのをやらせるのが良いのでしょうか。言うこと聞かないので、そうするしかありません。

 

IGCSEの結果発表は、8月中旬以降に2回に分けてネットでありました。旅行先の同じ部屋に居たその瞬間、ドキドキするから一緒に見て欲しいと言われて、一緒にPCのスクリーンを見てたのですが、WIFIの環境が良くなくて、なかなか結果が表示されずかなりドキドキ。

 

その間に友達から続々と報告のテレビ電話が入り、結果を見せ合って泣いて喜んでいる子もいれば、1人だけある科目でCだった子がいましたが、”I got a C!!!”と大喜びしてました。

 

みんながAやAスターを取ったと大騒ぎしてるところで、”わたしC取れたよ!failしなかったなんて信じられない!!”と報告し、それを少しの意地悪感なくみんなで喜んであげてる・・・。その関係性に少し驚きましたが、そんなお友達が多い事を嬉しく思いました。

 

 

心配してた日本語はAスター取れました。IGCSEで高得点をとる秘訣は、漢字の練習は不要でした。もちろん読めた方が良いに越した事はないのですが、やりたがらない子供。笛吹けど踊らずの娘を前にして、私がやったのはNHKの子どもニュースを一緒に読んで話し合うを・・・夕飯の後に、捕まえてはやりました。学校でかなり作文の練習をしていたのも良かった様です。 

 

漢字の書き取りに時間をかけるより、作文の練習をしておいた方が点数は取れます。

 

 

Aレベルの日本語のレベルは数年前に難しくなり、こんな甘ちょろい勉強レベルではAスターは取れないですが、残念な事に娘は日本語は履修しないので、継承語として別の形でこれからも教えていけたらと考えてます。

 

 

16歳、Y12、高校二年