求犬道人から見るジャーマンシェパードの世界… | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

この犬種ほど全てにおいてオールラウンダーな犬は他にはいないとさえ言い切れます。

主人、家族への忠誠心、知能、言葉の理解力、読み取ろうとする力、集中力、状況判断、

体力面においては、大型犬でありながら、スピード、スタミナ、パワー、平均値以上、格闘能力平均値以上、犬が持つハートの強さは犬界でも上位に位置付けられます。

意欲面でも上位にランクします。


では、なぜ?ジャーマンシェパードが優れた犬なのか?

プロの訓練士ではない、素人と言えば素人の私が良しとする理由を分かりやすく、理屈、講釈抜きで書いてみます。

⬇️この映像を観てもらうと分かりますが、シンプルに、クマを見るや威嚇警戒、逃げれば追う、当たり前の様にやります。これはだいたいの犬であればやって退けます。

小型犬でもやる行為です。ジャーマンと何が違うのか?

シンプルに威嚇力です。ジャーマンの威嚇咆哮はけたゝましく吠えます。マスチフ種ではその咆哮が出来ません。


また、ジャーマンシェパードの威嚇は、防衛から来る威嚇であり絡みですが、マスチフ種、例えばドゴやプレサ、コルソ、ピット、等の威嚇は闘犬的闘争本能から来る威嚇、攻撃になります。それは、勝ち目の無い大型獣に無駄な戦いを挑む、と言う事と同じ理屈です。


ハンティングならば人間が銃で撃つと言う作業でカバー出来ますが、それは、犬の能力という点においての視点から観たら特筆すべき事では有りません。

なぜなら、ジャーマンシェパードは、何も教えなくても獣ハンティングドッグ的な事は朝飯前の様に当たり前の如くやるからです。追及も絡みも、当たり前にやります。

教える事等無いです。


ハードワーキングドッグの世界で、闘争心から来る威嚇攻撃と、防衛心から来る威嚇攻撃は質が違うんですね


このポイントを理解出来ない人が勘違いをします。

これは、犬を扱う上で重要なポイントです。


例えば、IGPという訓練競技は、訓練の世界では高等訓練になります。

このIGPに携わっている人達に多いのが自分に「過信」する人達です。犬をさもわかっているかの如く振る舞います。この犬はこうだ、あーだ、良いとか、悪いとか、この子はこうだ、とにかく理屈をこね自分の講釈、言い訳を嵌め込みたがります。

いやいやスキルが無いだけだろ😓と、私は思うんですね!

⬇️国におけるコマンド部隊、急襲をするSAT、これらの実践を行う訓練、私も定期的に某国で参加させてもらって来ましたが、実践を専門的にする方々から見るジャーマンシェパードへの視点は、IGPの方々とはまた違います。

当然、訓練内容が違えばやる事も違いますから当然と言えば当然です。しかしながら、犬を見ると言う視点では同じくです。

スキルの引き出しの多さ、観る視点角度の違いは往々にして違います。

また、私の友人であり、実践訓練における仲間は、私に、闘犬をする犬の心理や闘犬が持つ気質を素直に疑問として尋ねて来ます。なぜ?それを聞くのでしょう?

単純な事です。犬が究極の中で見せる防衛心や心が折れるタイミング、覚醒するタイミング、またそれを可能、不可能とするタイミングを見計らう事は可能か不可能か、を知りたいからです。


私はそれを熟知している人間です。

私の欧州の友人達はその事をよく理解しています。


IGPの世界も、実践の世界も、ハンティングの世界も、ショーの世界も、闘犬の世界も、熟知しています。

その数々の体験や経験が、今の犬を扱う上での大きな視点とスキルを形成しています。


そんな私から観るジャーマンシェパードは、間違いなく万能犬であり、要求通りの高い作業をこなせる唯一の犬種です。


クマを追いかけ出した。戻れの合図で戻せます。

ドゴ、ピット等の闘犬系マスチフ、戻せません。

ガード系シープドッグ、戻せません。


人間への襲撃、止めろで制止可能です。

闘犬系マスチフ、ガード系シープドッグ、不可能です。


作業意欲、途切れません。

闘犬系マスチフ種、ガード系シープドッグ途切れます。

ただし物欲は途切れない途切れ難いのは闘犬系マスチフです。


単独作業、得意です。


闘犬系マスチフ種単独作業苦手です。

ガード系シープドッグ、ジャーマンより劣ります。


クマ含む獣や未知のモノに対する恐怖心、非常に少ない、防衛心が勝ります。


闘犬系マスチフ種、未知のモノ、生き物、獣、に対する恐怖心抱く個体の平均値は多い、攻撃心ではなく、防衛心に変わり、時として逃避になる


ガード系シープ、ジャーマンシェパードと同じく、未知のモノ、ケモに対する防衛心旺盛、ただし、深追いをする、いわゆるコントロール不可能になりやすい。

ここがジャーマンシェパードとの大きな違いです。


この様に、ジャーマンシェパードと他犬種との違いを書いて来ましたが、何もせずして、スーパージャーマンシェパードにはなりません。100%。

愛情、時間、努力、忍耐、を持ってして初めてスーパージャーマンシェパードになる訳です。


それが出来なければ、ただただ騒々しく落ち着きの無い喧しい犬になります。そうなると不幸にしてしまいます。

しっかりと覚悟を持ってしっかりと愛情と時間を注ぎ育てると、数年後には、無くてはならないかけがえのない相棒、パートナーになってくれます。


頭脳明晰、高い理解力、読解力、ジャーマンシェパードの本質を知れば、他犬種に目が向かなくなります。

そう断言しても良いでしょう😉


ただし、訓練系、かつ、後脚が健全な個体を選ぶべし。


ではまた👋👋👋👋👋