ヒグマ生息地を歩き回った…後書きとして | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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北海道を歩き回った後書きとして…


ヒグマ生息地に犬を連れて踏み込む為に、実は、一年以上前から狼の生態を色々調べに調べていたんですね😅

初めは、何から調べれば良いか?色々検討していたんですが、対熊用として考えた時、何犬がベスト?


強い犬種好きの一般論で言うと、必ず挙げられるのが、

土佐犬大型、土佐ピット、へビー級のゲームピット、ドゴ、必ず、本当見事にこの犬達の名前が出ます😅


強い=現代の土佐、または土佐ピット、本当に馬鹿の一つ覚えかの様に言います。


強いのは確かです。間違いないでしょう


ですが、それは、土佐闘犬のルールの中での勝ち負けで強いと言うだけで、例えば、日本の土佐が韓国や中国、その他の闘犬盛んな外国の闘犬ルールの中でも安定した強さを証明出来るか?と言えばこれまた違う話しになります。


その目的、用途によっても、求める強さは様々です。


ヒグマに真っ向勝負に行き勝てる犬はそうざらにはいないでしょう!!


ヒグマが200k300k越えのオス熊であったならば、勝てる事など不可能です。


逆に、幼い、若い熊で、体重も50k60kの個体ならば勝てるでしょう


しかしながら、想定するべきヒグマは、200kや300kというヤツです。


そんなヒグマを想定した時、犬でヒグマを追い払う為に適した犬種は何なのか?


単純に真っ向勝負に行く、見た目にはエキサイティングで、凄い、となるでしょう


ですが、これではやられに行く様なもんです。


現代の土佐ピット、ゲームピット、いきごしは素晴らしい個体も多いです。しかし、ヤラれては話にならない、犬は消耗品じゃないので、次から次と言うバカな事は出来ないし、やるべきじゃない、


犬は大切なパートナーであり、大切な愛犬です。


だからこそ、適応出来る犬種を見いだし、適した能力に沿う個体を見いだすのが、人間であり、飼い主となるオーナーです。


犬の強さだけを求めたい人間は、強い犬だけを求めれば良い😅


獣を狩る目的ならば猟犬を求めれば良い、で、鉄砲で撃てば良い😊


狩るのではなく、人間テリトリーに侵入して来たら追い払う、家畜を狙いに来たら追い払う、山歩き、森の散策で襲撃して来たら撃退する、そんな人間の役に立つ犬、人間の身を守る事が出来る作業をこなせる犬を私は求めています。娯楽ではなく、犬がこなせる人間の役に立つ作業として捉え、そこを目指しています。


その上で、ヒグマに相対出来る犬種は?そんな犬種作り、そんな犬種の訓練を本気で目指している最中ですが、


ヒグマや、狼と、実際に対峙し、家畜や人間を守っている、海外の、カンガル、チベタン、シャルプラニナッツ、コーカサスオフチャルカ、アラバイ、これらの犬種達の作業を見ていると、やはり、ヒグマにも狼にも、数が上回っている事が重要だと言う事が分かります。


特に狼は、数の論理で下回ると、人間の力が加わわらないと勝てないと言う現実があります。


ヒグマだと、オスの成獣1に対して、4匹以上の絡む犬、咬みに入る犬が2匹、計6頭がいて、撃退するに相応しいパックで有ると言うのが分かって来ました。


このフォーメーションの在り方は、狼が大型の獲物を仕留めに掛かる時の最低限でこなしている形です。


要するに、正面、左右サイド、背中側、にヒットアンドアウェイで圧力を掛け、生死のストレスを与えて行ける最大のやり方と言う事らしいです。


この逃げ道を塞ぐと言う心理的にも圧力を掛ける数の論理が、ヒグマであれ、大型獣であれ、生死のストレスを与えるに最適な追い詰め方になると言う事ですね


自然界、獣の世界では、大小かまわず獣の中で常に行われていると言う事になります。


そんな形を人間に飼われた犬が出来るのか?


これが最大の問題であり、最大の勉強点です。


生粋の護畜系シープドッグである、シャルプラニナッツやカンガル、チベタン、コーカサスウルフドッグの優れた個体達は、3匹で成獣のヒグマを撃退させる事が出来る

と言います。


まだまだ経験、まだまだ勉強していかないと、理想の護衛犬は作れないな、と痛感する今日この頃です。


thank you everyone😊