犬の扱い、上手い下手、知識有る無し、経験未経験、が大きく左右します。
過去の私にも反省すべき事が多々有ります。
扱いは勿論、飼い方や接し方、沢山の反省点が有ります。
特に、シェパード、ジャーマンしかりマリノアしかり
これらの犬種をマスチフ種と同じ感覚で飼って来た事、これは大きな犯罪にも匹敵するほどの過ちです。
自分の中では違いは理解していたつもりでしたが、日常の日々に追われる中で理解している違いを曖昧にせずに接して来たか?
その答えは?
曖昧にする事の方が遥かにウェイトを占めていた。
やる事なす事、その場凌ぎ、シェパード種の高い知能や従順性を引き出す事なく、本能で動くドゴやピット(ゲームライン)と同じ感覚での飼い方をして来た。
それは、寄り添う飼い方ではなく、犬を犬として一盛りなんぼ的な飼い方です。
シェパードは、一盛りなんぼと言う飼い方をしたらいけない犬種であると言う事を、はっきりと理解する迄に無駄な時間を要して来た事も私の無知でした。
そんな無知を経験し、挫折し、様々な国へ、シェパードを主にしたワーキングトレーニングを行う場所へ納得出来るまで通い、真にリスペクト出来るエキスパート訓練士と出会う迄に費やした時間も含めて、スキルに変えていく事を経験し、訓練世界の高等訓練になる、IGPだけに特化した競技スペシャリストだけを見るのではなく、あらゆる訓練を総合的に見つめ、シェパードのコントロールはどう有るべきか?どうするべきか?
その答えを出せる訓練士との出逢い、それは犬に対しての価値観やフィーリングすらも合う人でなければならないし、また、犬との生活スタイルも納得出来る人じゃないとこちら側もリスペクト出来ません。
となると、私の場合は、好戦的マスチフ種はなんたるかを理解しているシェパード扱いプロフェッショナルでなければならない訳です。
その犬種の壁を越えたコントロール、しかも、犬のエネルギーが充満し、溢れ出すエネルギーを感じれる動きを常にキープ出来ているかどうか?が、重要で、ただ与えられた作業を淡々とこなす、また、そつなくこなす、だけのシェパードは、ヨーロッパの訓練界に行けばわんさか存在します。
日本の訓練界にはそんなそつなくこなすシェパードは逆にいません。いわゆる、ヨーロッパの訓練界とは違う訳です。
そつなくこなすだけで良しでは、訓練シェパード王国では、通用しない、だからこそ、真のスキルが求められる訳です。
バンバンのエネルギーを放出しながら、ガンガンに種目、作業をこなし、観ている者を魅了し、思わず”凄い”と声が出てしまうほどの躍動感に包まれた犬を作り出すスキル、いわゆるテクニックを持つ人こそがプロフェッショナルだと、言う事です。
そんなプロフェッショナルを知る者と知らない者では雲泥の差が有るものです。
ただ闇雲にシェパードを飼いたい、ただ闇雲にシェパードを使いたい、ただ闇雲にシェパードのポテンシャルを自分がする作業にはめ込みたい、そんなスキルの無い安易な考えに合わせて来た過去が私には有ります。
それは、シェパードを知る人間としてとんでもない過ちを犯してしまったと今では大変な後悔をしています。
早い話が、スキルの無い人間がシェパード(ジャーマン然りベルギーシェパード)を飼う事は、ある種の虐待に近いものが有ると私は考えます。
犬をコントロールするスキルとは、書物やネットから得るものでは無く、自ら脚を運び、体験し、習うと言う実践経験をして得るものです。
それが真のスキルと呼ぶに相応しい事です。
スキルに見合う犬種を選ぶ事が、犬を不幸にしない、自ら出来る動物愛護への第一歩です。
thank you everyone😊