小よく大を制す | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

犬の闘いにおいて、大きい犬=強い、小さい犬=大きいのに勝てない、


そう、一般的には思い、小さいのが大きいのに勝てるはずがない、と、思うのは、素人の方には当然かもしれません(^^;

確かにサイズで上回ることは有利であり、また、大型犬のパワーは、強烈なものが有ります。

ですが、犬は人間ではありませんので、闘いにおける攻撃には限界が有ります。

人間は、両手両足、絞める、関節をきめる、頭突き、等、多彩な攻撃をする事が出来ます。

犬はどうかと言うと、咬攻撃、抱え込む、たったのこれだけです。

スタミナに溢れている時間は身体まかせに咬攻撃、抑え込むは出来ますが、スタミナが切れる前に、致命的なダメージを与える事が出来なければ、ゲームピットが相手ともなればどうなるでしょうか?
ゲームピットのそのスタミナは、土佐犬の大型や超大型のそれとは全く違います。

スタミナ面では、大型犬では勝てる要素はありません。

となると、大型犬はスタミナが切れる前に小型の犬を仕留めないと、反撃に出られるという事になります。

ちなみに、ピットブルは皮膚も固くて強い、しかも、皮膚はのびる、例え大型犬に攻撃されても筋肉の深い層にまで達するには、一方的にやられて恐怖のあまり動けない個体ならばありえるかもしれません

ですが、闘争心の強いゲームピットは、逃げまくることも、恐怖で動かなくなる事もありえませんので、[弱い個体を選んでやれば別ですが]

致命的なダメージを与える事はほぼあり得ません。

そうなると、スタミナの切れた大型犬は、逆に攻め続けられる事になりますので、一時間二時間と、止める事なく自然界の掟の如く放置しておくと、大型犬は、結果的には、殺されてしまう事になります。

それは、土佐犬に限らず、カンガル犬、アラバイ等の犬とて同じ運命です。

25㎏未満のゲームピットが、カンガル犬に殺された記録が、トルコやルーマニアにも有ります。

が、逆に、カンガルがデスマッチでピットに殺された記録も有ります。

日本でも、土佐に、ゲームピットがやられた例も有ります。
ただし、その大半は、土佐ルールの中での事であり、ゲームピットの公式ルールでやれば
小よく大を制す、事が大半です。

犬の強さは、
身体のサイズだけでは、計り切れないのです。

勿論、土佐犬vs柴犬  や、

ピットブルvsラブラドール

等の、誰が考えても、闘いにおいては貧相な犬種と比べるような事ではありませんので、

獣や他犬と闘う事を主とする犬種には、普通の犬達とは違う、闘いにおける特化した部分があるという事をよく理解する必要があります。

小よく大を制す、犬の闘いには、きちんとした理由があるということです。