でも、狼を飼育する人は限られている、で、犬とのハイブリッド犬を飼う人、少数いる
⬇️チェコスロバキアンウルフドック

狼95%、犬5%、ウルフドック、で、日本の狼犬飼育者は飼いやすい、と、ブリーダーさんは言う、
私は、狼を飼いたい、と、一度も今までは無かったので、ブログ記事にもして来ませんでしたが、実は、狼については、多少勉強はしました(*^^*)
理由は、ジャーマンシェパードを調べ勉強している時に、ちょいちょい歴史の中に狼が顔を出すので、ちょいちょい同様に勉強した次第で有ります。
いわば、犬を語る上で、狼は、切りはずす事の出来ない生き物、しかし、その生態は知っているようで知らない、それが狼という生き物ですね(^^;
北米、カナダには、ハイイロオオカミという最大の狼が存在しますが、その大きさは、40㎏~80㎏、牡狼の中には90㎏近い個体もいると言われています。

その生態は、我々が分かる範囲の知識以上に、この狼の能力というのは凄いんですね
何が凄いのか?
群れをなすと、大型獣をも倒す、存在自体が神秘的でありますが、
その実態は、犬では考えられない持久力=スタミナを有した生態であるという事、これこそが、狼の神秘的要素に拍車を掛ける最大の理由だと私自身は考えています。
[ 驚異的なスタミナで、獣を疲れさせる、その格闘時間は、2時間にも3時間にも上り、専門家の中には、時間無制限で獲物となる獣を倒すまで連携で攻め続ける、と言います ]
また、ハイイロオオカミの脅威的な能力は、獲物を追尾する時、時速70㎞を出し、時速30㎞では数時間でも獲物を追尾出来る走力、身体能力を有しており、狙われたら最後、逃げ切れる事は不可能に近いとさえ言います(^^;
逃げ切れるとしたならば、狼の群れが少数、または、狙われた獣が群れである
狼の群れが5頭を超えるような群れであったならば、グリズリーでさえ仕留められてしまう時があると言います。
何が凄いのか?
それは、体重40㎏を楽に超える個体が、時速60㎞や70㎞のスピードを出せる事に有ります。
犬最速のグレーハウンドでさえ、最高速80㎞です。
私は目の前でグレーハウンドの走りを見ていますが、そのトップスピードは相当な速さです。
時速70㎞を出せる犬は果たしてどれくらいいると皆さんは思いますか?
犬では、グレーハウンド、アザワク、サルーキー、ハンガリアンハウンド、等の、サイトハウンド種くらいです。
時速65㎞前後が、ウィペット、ハンガリアンウィズラ…
これらの犬の中で、体重40㎏を超えてくる犬種はほとんどいません。
そう考えると、狼の持つポテンシャルは、犬常識の範疇ではあり得ない性能と言う事になります。
だからこそ、現代の医学を持ってしても、狼の持つ持久力やスピードはどのようにして生み出されるのか?
犬とどう違うのか?
医学的に見ても、構造上に、大きな違いはないと、狼研究者のドクター達は論文にも書かれています。
明らかな違いは、食物の分解力と、体内エネルギーの保持だけであり、
ダチョウの様に、時速70㎞、80㎞で何㎞も走り続けれる心肺機能の構造をしていないのが犬や狼です。
それなのに、スピードも持久力も、備わっている、この能力はいかにして備わったのか?
この能力の研究は、未だに多方面の犬科の動物研究者が関心を持ち、行っている
その能力は、人間に飼われ、人間に食を与えられ生きている狼は、そうした能力は失われ、犬とほぼ同じレベルになると言います。
犬同様の食で育てられた狼には、先の能力は備わらない、と、アメリカとカナダの狼、研究機関は試験されていると言います。
弱肉強食の野生界で生き抜く力は、我々人間の想像を遥かに超えて、未知なる世界の強さを持ち合わせているのかも知れません。
こうした狼の能力を、犬にも備わり、ハイブリッド出来ないものか?と、考えるのは、当然の成り行きと言えます。
その結果、狼犬が誕生し、今では、FCI等にも正式犬種として、公認されています。
上の、チェコスロバキン・ウルフ・ドックもその一つであり、警備犬、ガードドックとして人気の犬種だと聞きます。
実際、私も目を合わせて、ownerさん承諾の元近付きましたが、パチンと護衛能力のスイッチが入ります。牙が大きく、狼の血を強く引いているのがよく分かる犬種です。
この犬種作出には、ウルフカラーのジャーマンシェパードが初期に使われています。
狼犬作出には、ジャーマンシェパードの血液が存分に使われて来たと、チェコスロバキン・ウルフ・ドックのブリーダーさんから説明を受けました。
マラミュートや、樺太犬などでも、作出されている、らしいですが、犬種固定し、人間とも高いコミュニケーション能力が、保持しているのは、ジャーマンシェパードとのハイブリッドが最も成功例だと言います。

この、狼が、群れではなく、一匹だと、その闘いの能力はどれほどなのか?
を、REQU記事にて、書いてみます。