無力… | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

海外に沢山の友人がいると様々な経験をします。

久しぶりに書きますが…まぁ読んでお付き合いください。

犬だけでなく、人間関係、諸外国と日本の壁、隔たり、時に、途方もない絶望感を味わう出来事と遭遇します。
一週間前、自分自身が体調を崩して寝込んでいる中、セルビアの友人から、深夜に、突然メールが届きました。
フレンド、私は今大きな問題に直面しています。
長男4歳が、小児がんの脳腫瘍で、私の国では、どうする事も出来ないのです。
外科的治療は、アメリカか日本でしか出来ないと言われました。
そこで、私は、フレンド、あなたの顔が浮かんだのです。
カルテ、MRIの写真等送るので、日本の有能なドクターに見せて判断して欲しい。
オペが出来るのかどうか…

私は、我が子同然に彼の息子を見ていますから、心中穏やかではありません。
とにかく日本に来い、来てからじゃないと、始まらない…

いつものごとく、精神状態は空回り、もう音を立てて空回りです。
モザイクを入れずにあえて、sonを載せます。
脳の中央深くに腫瘍が出来ているため、あらゆる症状が出て来ます。瞼が閉じてくる事も、その一つです。
元気な可愛い2歳時を見ている私には、最悪のニュースです。
なんて残酷な運命を背負わせるのか、まだ4歳やぞ、どうすれば助かる?どうしてやれば良い?

調べに調べ捲っていくうちに、海外在住の外国人が日本に治療を受けに来る為には、ビザの問題、高度医療の為、その費用を拠出出来る事の証明、他、様々な諸問題、法律的な事含め、クリアしなければならない事が沢山有ることを知る事になり、私の力では到底どうする事も出来ない現実に突き当たりました。

途方もない道のりに、もう絶句するしかない状態です。
なんで、さっと来て、さっと診察受けて、パッと見て、こりゃ、チーム組んで出来るだけの事をしてやろう、将来も希望もある幼い子供、なんとしてでも助けてやろう!!
金の事はやれる事をやってから話し合おう、そう、ならないのか?
こんなシンプルな事をなんで複雑に難しくするのか?
私には全く理解出来ない、どこの国の子供であっても、助けてやれば良いじゃないか、
くだらない政治家の駆け引きの為に税金を無駄に使うならば、10万人に数人というガンに侵される子供の命を助けてやる為に、金を使う方がよっぽど良いんじゃないのか、

こう、思う訳です…

しかしながら、世の中は、残酷なもので、私のような人間みたいな考えは通用しないんですね

甘くはないんですね、

全てはカネか、

世の中の理不尽にも、一個人で出来る事の限界も、

我が無力さに、ただ、ただ、絶望感を感じる


でも、諦めない…何か出来る事を探したい…


そう思う今日この頃です。