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犬に、何かをさせたい、させよう、そう思っているとき、そのやらせたい事を、やらせてみると、上手くいかない、失敗する、何度やらせても上手くいかない…(-_-)
何でこんな簡単な事が出来ないの?
何で分からないの?
バカじゃないの?
そう腹が立つ事しばしば有りますね(^^;
以前の私もそうでした。
⬇️写真のブリッツに対してそうでした。

ダメ犬のレッテルを張り、一時期全く触らない様にしました。理由は、物凄く腹が立つからです。
ブリッツ、彼は、側に来ると、必ず腰砕けになりお腹を見せて触れポーズを取ります。
幼少期、以前のスタッフさんが、必要以上にお腹を触りまくるという、訓練犬にはやっちゃいけない事を私の知らないところで毎日繰り返ししていた事が、腹見せ犬へと変貌してしまったのです。
矯正方法を知らなかった私は、訓練をやろうとする度に、横に前に来ると腰砕けになり、腹を見せる仕草に、頭にくる始末、へなちょこ野郎と、里子に出すか、と、ほぼほぼ毎日葛藤を繰り返していました。

そんな中、昨年、欧州の友人、IPO訓練にかけては、私の師匠的存在で、そのテクニックも私が知る限りでは、No.1と思う彼に、思いきって相談しました。
すると、彼からは、意外な返答が…
ブリッツに何を教えたかったんだ?
オビィディエンスだよ!
何が上手くいかなかったんだ?
腰砕けになり腹を見せる、訓練にならない、
そう言うと、
違うよ、何をさせたいのか、例えば、座らせたい、脚側させたい、伏せて止めたい、とか、具体的に言ってくれ?
(^^;)(;^^)基本を全てだよ、そう答えると、youは、訓練の前から心構えが出来ていないよ、と、言う…
???分からない意味が…
まず、自分の心構えと、犬の心構えが、一緒にならないと、訓練なんて出来ないし、やっても無駄、まずは、訓練をするという気持ちの方向が同じに向かなければ犬は素直に反応しない、
訓練の前に、心構えを作る作業から、始めるべきです。
一致したら、そこからが訓練開始です。
具体的には?
一杯触ってほしいブリッツ、ならば、一杯触ってやる事をご褒美に、遊びだけを繰り返し、その中に、一つ簡単なポイントを作る、そのポイントをクリアしたら褒めちぎりながら触ってやる、その繰り返しがスムーズにできだしたら、ポイントを座る、伏せに変えていく、こうして段階を上げていきながら、訓練することの意味を合わせていく、要するに、犬はポジティブから入ってはダメ、きっと出来ない、出来なくてもともと、とネガティブから思い始める、そうすると、出来なくても腹は立たない、出来たら、凄いぞ!と、自分が思う、犬に思わせる、これが、モチベーションへと変わっていく、
なるほど…どんどん触ってやれば良かったんだ❕
引き出しの少ない私には、この心構えを作るという作業が分からなかった。知らなかったんですね。
座れ、伏せ、立て、から始めれば良いと思ってたんです。
違うんですね、もっと前からやらなければならないハートを作る作業が先にあったんです。
これを知らなかった私は、ブリッツに申し訳ない事をしてしまったと、またまた反省です。
ネガティブから入れ❕
勉強になりました(*^^*)
少しでも、参考になれば、と思います。