世界を旅する求犬道人 我が儘オヤジのスーパードック育成奮闘記
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欧州、実に魅力的な犬達が多い事か(*^^*)同じ犬種でも、その血統は多岐に渡り、似ている様でもその特徴は微妙に違うのであります。

私の視線は、どんな犬種でも、どんな国でも、必ずその個体に望むものは、バランス、全体的な体躯構成、脚、病気の有無、デンタル、睾丸チェック、噛み合わせ等、極々必要にして当たり前のチェック項目を明確に確認をします。
それを嫌がるブリーダーは、必ず犬に問題が有ります。
それは、日本でも、外国でも皆同じです。
そして、何より、欧州の犬の価値観は、生きる事を共に、という方々が実に多い事が特徴です。

手が回らない程頭数を抱えたブリーダーから、ほんの数頭だけのブリーダーまで、そのスタイルは、世界共通です。
Facebookやホームページで見る犬達と、実際の犬達とでは、こんなに違う様なのか、と、残念極まりないブリーダーも、この欧州でも沢山います。
私は何件も見て来ました。
また、いくら素性の良い犬でも、管理の悪さに、犬が良く見えない個体も沢山目にしました。

結局は、手が届く管理、きちんとした管理が出来るかどうか、で、犬の良し悪しは決まって来ると言えます。
全ては、人なり、と言う事で有ります。

どれだけ、その犬を知り尽くしているかどうか、犬を見れる目

時代はソーシャルネットワーク、遠く遠く離れた地球の裏側の南米で有っても、リアルタイムに連絡を取れるし、映像で有っても送る事が出来ます。
すなわち、SNSさえ使えれば、犬を売る側は犬を見る目がなくても、犬を知らなくても、犬を買う側は、実際に見なくても、見る目がなくても、買う事が出きます。
いかにして良く見せるか?
いかにして、撮影ショットを上手く出来るか、で、そのCM力が決まります。
人間で言えば、プロカメラマンがモデルをいかに良く見せれるか、と、全く同じ理屈です。
この総合的な撮影力で、良くも悪くも、なると言う事になります。
そうなると、やはり、独りブリーダーよりも、複数で運営するブリーダー、若しくは、仲間が多いブリーダーの方が良い犬を作れるという方程式にたどり着きます。
豊知識+小規模+複数+センス+%テージ
これが、良いブリーダーの条件になります。
悪いブリーダーは、独り、多頭数、無センス、いくら豊かな知識が有っても、定まらず、欲が先に走り、まともに手も回らない、悪循環に陥っている事が常習になっていて、血統も、無計画繁殖、フルタイム繁殖になり、手のつけようが無い状態になっているにも関わらず、その状態から脱する努力をしない、正に、絵に書いた様な無謀ブリーダーそのものです。
こういうブリーダーに限って、Facebook友達も膨大です。
全く無関係なのに、手当たり次第友達申請を出す輩と同じです。
私の欧州ブリーダーを訪ねる方法は、必ず、友人の紹介です。
『現地にいると、是非うちの犬を見に来てくれ、と、ダイレクトにメールを送ってくれる、ブリーダーの方々もいます』
ミーハー行動は一切しません。
これは私のポリシーです。
欧州で有っても、ポリシーの無い犬紀行は、
犬を見誤る最大の原因になります。
浮かれたり、雰囲気に飲まれたり、Yes NO
をはっきり出来ない事に繋がります。
それを避ける為には、必ず、友人を辿る方法を取る事が最良だと私は考えます。

ただ、単に、欧州を訪ね歩くだけでは、良い犬達とは、出逢えません。
欧州で、一つのブリーダーだけの犬を見たからといってそれを全てだと思うのは、結果、判断材料が無いと言う事の表れです。
真の犬を求めて歩く事の意味は、比較判断出来る歩き方をしてこそ、価値ある世界犬紀行になります。
これが、唯一無二の世界を旅する求犬道と、言う事でございます(*^^*)
続く…