久方ぶりの更新となりました。申し訳ございません。
先日の団交についてのご報告をさせていただきます。


【定年制度の変更について】

・65歳定年についての進捗は?
→「現時点では特に進捗ないが、労働人口の減少に伴いJ&Jも雇用環境を検討していく必要がある」

・人材確保の為、定年延長は法的にも考えてどう考えているのか
→「定年再雇用において65歳まで雇用しているので、法的に問題があるとは思っていない」
→「健康で能力があってパフォーマンスを発揮できる方に関しては、職務を維持して報酬を維持していくと考えているので人材の獲得における競争力の確保はできていると考えている」

(延長の基準は誰が判断するのでしょうか?)

・文言化すべきでは?
→「定年再雇用を迎える方の上長には伝えているので、説明は上長に任せている」

(齟齬なく伝わってますか?)

・『早わかりガイド』に分かりやすく記載するべきでは?
→「周知活動は常に考えているし、工夫はしていく」

・定年制度を変えるのは難しいのか?
→「難しいということより、JJとして変えることが必要なのかを考えており、まだ分からないというところ」

実際には30~40代の離職が多いですし、転職市場においてもヤンセンは印象が悪く我々も大変悔しいです。

こういったインパクトのある内容を公表することで会社の評価を上げて欲しいのですが、現状では何も進んでなく結局は玉虫色の回答でしかありませんでした。


【ステークホルダーフィードバックの改竄について】360°評価

・当人が記載した内容とフィードバック時の内容が全く違う。(意図的な悪意を感じる内容に変更)
→「フィードバックをした上長に確認をしたが、記入した当人と話をして趣旨を聞き取りして変更したとのこと」

・我々も記載した当人に確認したが、「上長には何を書いたか覚えてない」と返事したそうで、先ほどの人事の報告とは話が違う。更に2次上長も嘘(改竄)であることは認識している。我々としては、このフィードバックをPIPの評価に使用していることがあると認識しているが、内容が変更されているということはPIPの評価も上長次第であり信用にならない。入力されたものをそのまま変更せずにフィードバックするべきでは?
→「我々の認識は正しいフィードバックを伝えるために変えたとの認識」

(一部の聞き取りのみですべてを把握しているとの勘違い?)

・そもそも人事は「システム上で変更できない」「それが透明性を担保し、このフィードバックの強みである」と話していた。分かりやすく変えているとかではなく、『書き換えている』という事実が問題であるのでは?
→「システム上、変わらないということは事実。評価者は上長なので、確認をして変わらない情報で評価している。」

・しかし実際には評価に使った文章と違った文章がフィードバックされている。意図的に変更された内容はこちらで気づく術がない。
→「変更してフィードバックは規定上問題があるとは書いていないので規定違反ではない」

・評価に使うものであれば、不透明な部分は改善すべき。書き換え自体は人事が認めている行為なのか?
→「システム上で変わらないものであるが、上長が評価として判断するものである」
(困ったら規定上問題ないなどとすり替えますが、実際には人事が意図しない使われ方が現場でなされています)


あなたがメンバーのためを思って、わざわざ時間を割いて入力したフィードバックが、あなたの意図しない内容に変更されてフィードバックされていることがあるということです。この時点で意味のなさないシステムだと思いませんか?辛辣な意見に書き換えることで、上司が「私が言っているわけではないけどね...」という他責で言い訳じみた負のフィードバックに使われているのです。
せっかく当人へのギフトとして渡したフィードバックであるならば、内容を変更せずに渡すべきものではないでしょうか。



【従業員代表選挙】
本社の代表選挙が4カ月かかったのは課題があるのでは?
ルールにも問題があり、代表者の意見が反映していないのでは?
・得票数が公開されていない『人事に任せろ』の一辺倒。
→「法令に則って誠心誠意をもって立候補した社員に感謝をしながら実施している」

・なぜ得票数を公開しないのか?多くの他社は公表している。
→「そこに疑問を持つのは、会社が操作していると疑っているのか?こちらも何度もメールを送る等で苦労している」

疑っているというより、従業員の代表を選挙決めるのであれば、投票数や得票率は従業員に公表するのが普通ではないでしょうか?本来は従業員を関わらせた選挙管理委員会を作るべきであり。ただ結果を公表するだけなのに頑なに隠すのはなぜなのでしょうか?回を重ねるにつれて疑惑が深まっています。

従業員代表の意義が従業員に伝わっていないのが選挙に4カ月もかかった原因ではないでしょうか?興味がない意識がないということで投票数が伸び悩んでいることが問題です。
選挙で選出された従業員代表が、会社の決めてきた規則を選別する最後の砦なのです。

会社に不満があるのであれば従業員代表から意見を抽出していくものですが、実際に従業員代表がどのような活動をしてどのような規則の改定を了承したのかご存じですか?
36協定含むルールとして、会社が提案した就業規則の変更などは従業員代表が了承して決定しているのです。

従業員の生活に関わる改定をあなた方が選挙で選んだ代表が決めているのです。

なので、就業規則に不満があっても『会社は従業員(代表)に了承を得ている』という立場なのです。

逆を言えば問題のある改定は従業員代表が防波堤となって従業員を守ることができるのです。

この案件に関しては何度も会社側と折衝を重ねていますが、後出しでルール改定など含めて改善が見られないため今後は労働基準監督署への相談含めて更なる検証を重ねます。


今回も団交の内容報告は個人情報も含むので一部の公開となっていますが、それ以上に無駄な回答(時間稼ぎ)の多いこと多いこと。

のらりくらりとした会社側の対応や回答を知りたい方は組合に参加されませんか?他の企業から参加された組合員も呆れている団交2時間の全貌すべてをお伝えしますよ。