転職回数が多いのは当たり前の時代 | 転職回数は多いけど

転職回数は多いけど

転職回数が多い方は、それなりに戦略を練って転職活動に臨まれた方が良いと思います。

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私は今の会社では経理総務人事と、会社のバックオフィスを支える業務をやっていますが、昨日は人事として20代後半の非常にスキルの高い方と面接をさせて頂いたのですが、20代後半にも関わらず転職回数は3回、しかしそれぞれの転職時の退職理由は全て身勝手なものでなく会社の業績であったり方針転換のため、入社当初の話しと食い違ってというのがほとんど。

履歴書や職務経歴書を見ると、TOEICは800点越え、海外赴任の経験ありと、全く申し分なく、本人の意思は確認できていませんが、社長とその彼の上司になる人、そして人事である私の意見は皆一致、即採用。

私が初めて転職をした25年前は、「せっかく就職した会社を3年で辞めるなんてもったいない」、などと説教されたぐらいですし、転職3回とか4回となると、履歴書と職務経歴書を郵送してもスグに返送されてきてなかなか面接までたどり着けないということがほとんどでした。

しかし今は、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスは乱立状態になりましたし、第二新卒という社会人2~3年目で会社を辞めても第二の新卒扱いとなって転職市場でも重宝されるような時代になってしまったので、今は転職回数が多いのは当たり前、むしろキャリア設計のための大事な手段になっているのではないでしょうか。

一度就職した会社には最低でも3年は在籍した方が良い、などの考えが常識的に言われていた時代もありましたが、今はもう、社員のスキルを高められる仕事やチャンスがない会社は、特に業務スキルやコミュニケーション能力の高い社員だとスグに辞めていってしまうのは当たり前、と思っておかないと人事戦略も想定どおりに進められない可能性もあるので、まさに個人個人をしっかりと見るタレントマネジメントやダイバーシティーという視点は重視していかなければならないなーと痛感いたしました。

私は今50歳ですが、40代の人とは比較的話しや考え方は合うような感覚はありますが、30代、特に20代となると、そもそもの考え方や価値観も切り替えてコミュニケーションを取っていかないと判断を間違える可能性もあるので、広い視点や視野、ユーチューブなどを見て新しい情報を常にキャッチしていかないといけないなーとも思いました。