娘はお笑いが好きだ。
ツボに入ると、もう止まらない。
今日は学校で
クラスの男の子がどうやら神がかって面白かったらしい。
窓際の端っこで、
体をよじらせて笑った、その瞬間。
ゴン。
……流血。
仕事中、学校からの電話。
この世で一番ドキッとするやつ。
「大したことはありませんのでご安心ください」
先生は落ち着いた声でそう言った。
理由を聞いて、私は一瞬、言葉を失い、
次の瞬間、笑ってしまった。
笑いすぎて、窓に頭をぶつけたらしい。
先生は丁寧で、対応も完璧で、
本当にありがたかった。
電話を切ったあと、
私は娘にメッセージを送った。
「生きててよかったね」
「でもさ、お願いだから」
「次からは、笑う前に一歩下がって」
オチ?
たんこぶは治ったけど、
この子、
結構な高頻度で
同じ男の子の隣に座っている。
だけど、バレンタインで悩んでる子とはまた違うの!
この、面白い人は好きだけど
好きになるのは別の人、と言う感じ
確実に、私から引き継がれている。
面白い人のほうがいいかもしれないんだけどな。
