『2つの世界一周、ついに交わる』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

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旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

人と人との関わりは、線で表現する事が出来ると思う。

例えば僕と君が出会ったならば、それぞれの線が交錯したという事だ。

草食たかしとの出会いも、白リサとの再会もまた然り。








その線は勿論、生まれた時は別々の場所に存在し、別々の道を歩む。

そして長い年月をかけ、いずれかの場所でその線は交わり、離れ、そしてまた交わるのだ。

出会いと別れ、再会の表しである。








線は、もしかしたら何かしらの力によって定められているものかもしれないし、
自らの選択によって、無数に方向性を変えるかもしれない。

だが僕が思うに。






線の交わりは必然であると思う。

人は、出会うべくして出会い、再会すべくして再会するのだ。




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――――2007年、4月。

僕らは偶然にも同じであった、互いの夢を語り合った。

それはお互いが旅好きであったからかもしれない。

大学時代からの知り合いだったからかもしれない。

何の抵抗もなく2人はその夢を口にしていた。

天満区にあるビルの6階で、
いつか訪れるであろうその瞬間を夢見て、僕達は瞳を輝かせた。












“世界一周”

二人の心に刻まれたそれは大きかった。

いや少なくとも僕の中では果てしなく大きかった。

普段から周りの人間にその事を口にしていたのだが、
実際どこをどのようにして世界を周るのかすら、
当時見当もつかなかった。

そんな僕がその夢を実現出来たのも、
その男の存在が大きかったからかもしれない。

大学の後輩で、会社の後輩、
そして――。

―――同じ夢を持っていた男、砂川。

僕達の間に、先輩後輩の関係はもはや必要としない。

だが一方で、砂川が後輩であるからこそ、
自分の方が先にその世界一周を実現させたいという思いが確かにあった。

知識や知恵、考え方では後輩であるにも関わらず先を行く砂川に、
そこだけは兄貴分として負けるわけにはいかなかった。

だからこそ僕は、世界について調べた。

どうすれば自分の夢がより簡潔に実現できるかを考えた。

勿論、僕の心に火をつけたのは、彼が後輩であるというだけではない。

同じ夢を持つ仲間としても、僕は彼を意識していた。

すぐ近くに同志がいる。

それだけで、そのとてつもなくどでかい夢へ、
僕は大きく一歩を踏み出す事が出来たのだ。

そして、僕はその夢を実現する事が出来た。






『砂川、先、行って来るわぁ』

『まじですか。めっちゃ羨ましいですわー。
どっかで会えたらいいですね』

『ほんまやなー・・・。』



『うん、じゃあさ。』



『おれ、世界のどっかで待ってるわ』






2009年7月。

僕達の線は一旦、大きく離れる事となった。











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時は2010年12月27日、コルカタ。

2つの線は世界各地を辿り、
実に多くの線と出会い、別れを繰り返しながら、
再び互いに交わる。




















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『砂川!!ようやく、ようやく、ようやく!!』






“会えたなぁ”

『ほんまですね!!まさか本当に会えるとは思いませんでしたわ!』








僕達はカレーを食べながら、
懐かしい話に華をさかせた。

勿論お互いの旅の話もした。

南極の事や、ダイビングの事。

アフリカがすごく、濃かった事。






思い返せば。

最後に会ったのは約1年半前。

彼はその頃と全く変わっていなかった。

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唯一変わった事といえば、生涯の伴侶が出来た事。

実は砂川、奥さんと一緒に世界一周してるのだ。




ぬぬぬ、まさか俺よりも先に結婚するとは・・・






思っていたぞ。







なにわともあれ、再会を楽しむ僕達。

だがしかし。

1年半の空白を埋めるには、
やはり1日ではあまりにも足りなさ過ぎた。

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そう、僕達はまた。

互いの道をゆくのだ。

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2つの世界一周

その線がまた、大きく弧を描いて

離れてゆく。






こと世界一周に関しては

線が一番美しい輝きを放つのは、

まさしくこの時なのである。







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