『草食、叫ぶ』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

新・旅亀の世界一周冒険活劇

旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

日本にいる営業オヤジが、
月末のツメで忙しそうに取引先を転々としている頃。

小生意気な小学生がもうすぐサンタクロースの月だと、
ワクワクしていた頃。

そして僕の中で、
インド人のウザサがなんとなく、
わかりかけてきた頃。

僕達を乗せた列車が、ようやくバラナシに到着した。






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バラナシのステーションは、やけに広かった。

デリーもだだっ広かったが、バラナシも負けていない。

しかし驚くべくはその広さではなく、
その広さを埋め尽くさんとする人の数。

流石人口大国インドだ。









僕達は人の流れにのって移動した。

駅の出口に向かうと、行列が出来ていた。

最初は『何だこりゃ?うぜえなー』とか思いながら、
例に習って僕達も並んでいたのだが、
途中からどうやらそれが、切符の確認をしているという事に気がついた。

何故、出る時も確認するのか不明だ。

きちんと車内で車掌さんが見に来てるだろうが。

ったく、インド人は無駄な事をする。

いや、それだけ不正を働く奴らが多いのか。

これも人口大国ならではの問題か。









僕は先に出た3人に続き、ポケットからチケットを取り出そうとした。

後ろに並ぶインド人を待たせているのはおかまいなしに、
堂々と出口を占領しながら、ゴソゴソと両手を動かす。

数十秒経っても、
両の手に伝わってくるだろうと思われていたその感覚が伝わってこなかった時、
僕の顔は徐々に焦りの色で染まっていった。


ヤベー・・・。
 
チケット失くした・・・。





『おい!ちょっとどいてくれ!!』

後ろに並んでいたインド人が僕を押しのけて駅員にチケットを見せる。

それにつられてそのまた後ろのインド人も次々と出口を通る。

濁流のように押し寄せてくる行列。

完全に列の外にはじき出された僕は、
一向に見つからない切符をカバンの中まで探っていた。

チケット、チケット・・・。






おお!

これはスワジランドの国境で手に入れたコンドー●。

っていらんわ今!!
(無料で配布してます。皆も記念にもらおう。お土産に最適?)






気を取り直して、チケットチケット・・・。






ない。


チケットがねえーーー!!!








焦る僕に駅員が言う。

『さっきの奴ら、一緒に乗ってきた仲間だろ、通っていいぞ』

ま、まじですか。ありがとう、インド人。

てか、何のための検査だ?






駆け足で仲間の下へ行く旅亀。

しげ③は僕を待っている間、目当てのホテル周辺までの相場を確認していた。

リクシャーのオヤジが言うには、50ルピー。

大した金額じゃないし、それに乗って向かっても良かったのだが、
ここにはプリペイドリクシャーなるものがある。

先に窓口でお金を支払い、
ぼったくり料金じゃなく、正規の価格でタクシーやリクシャーに乗れるシステムだ。

嘘つきが多いインドにおいて、なんとも心強いものだ。

だが僕達はやってしまったのだ(正確には僕が・・・だが)。







プリペイドリクシャーの値段も50ルピーだった。

しかしチケットカウンター前に停まっていたリクシャーが、
40ルピーで目的地まで送ってやると言ってきたのだ。

バラナシは騙しが多いと聞いていて警戒していたシゲ③をよそに、
こっちのが安いですよ!!と旅亀。

草食、白リサもそれに続く。

あ、それにするんだ・・・という表情で渋々乗り込むシゲ③。







『ババゲストハウスへ行きたいんだ』

ガイドブックを開き目的地を告げる僕。

とその時、隣のリクシャーのオヤジもコチラに向かって何か言っていた。

だがうるさいインド人は運転手だけで充分。

隣のヤツは無視だ。

『いいか、ババゲストハウスへ行くんだぞ、分かったな。』

今度はしげ③が言った。

それと同時に草食たかしが、
僕が無視した隣のリクシャーオヤジに、
まるでお笑い芸人アンガールズを連想させるような口調で叫んだ。

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               @アンガールズ田中
食『ババロアじゃね~~よ。』

いつものたかしの口調とは全然違っていた所為か、
その言葉がやけに耳に入ってきた。

僕は運転手との交渉を中断し、彼の話を聞く事に。

亀 『たかしどないしたん!?』

草 『いや、こいつがババロアゲストハウスって言うんですよ』

亀 『一緒ちゃうん?ババゲストハウスが略名で、
   俺らの運転手もババロアって言うてるで』

亀 『ババゲストハウスであってるんだよな?運転手!!』

運 『ああそうだ、ババロアだ!!』

たかしの心配をよそに、交渉を進める楽観的な僕。

たかしとシゲ③は怪訝そうな表情を見せていた。

一抹の不安を残しつつ、
リクシャーは出発した。





つづく。






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