『空港へ向かうタクシーの中で』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

新・旅亀の世界一周冒険活劇

旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

南米一友好的と言っても過言ではない国・コロンビア。

街のおっちゃんもおばちゃんも、すべての人があったかい。

勿論、タクシーの運ちゃんも例外ではない。





猛スピードでタクシーを操るおっちゃんは、スペイン語でやたら話しかけてきた。

こちらがまともに話せないのもお構いなしに、弾丸のように次から次へと単語を浴びせかけてくる。

それでもなんとか分かる単語を拾っては、『ハポン』だとか『おおさか』だとか、簡単な受け答えをした。

出発して20分くらい経った頃だろうか、おっちゃんがこんな質問をした。



『日本はどんなところなんだい?』

『コロンビアと、全然違うのかい?』



オレンジ色の街頭が照らす夜の街を滑走するタクシーの中で、

なんだかその言葉がやけに心に響いた。

それは、旅人として、世界各国を渡り歩いてきたからだろうか。

自分はこんなに自由に旅してるのに、もしかしたらこのおっちゃんは、
コロンビアから出たことがないのかもしれない。

この先一生、日本という国を見る事などできないのかもしれない。

外の世界に思いを馳せる事は出来ても、僕らのように、世界を見て回ることが出来ないのかもしれない。

ふとそんな風に思った。

そして、おっちゃんの背中に向かって、

『似てるけど、全然違うよ』

と僕は答えた(つもり)。

『・・・・・』

おっちゃんは返事をしなかった。

僕はその背中を暫く見ていた。

おっちゃんの背中は、夜の高速道路にひっそりと咲く、一輪の花のように寂しげだった。







☆ランキングに参加してます☆

↓携帯電話用クリックはこちら↓
世界一周ランキング


↓ランキング参加してます↓
1日1クリックお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村