『うんこ、漏らしました。後編』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

新・旅亀の世界一周冒険活劇

旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

―嵐のような夜が明けて―

僕は一人、目を覚ました。


意識は至って正常。それ所か、清々しい気分だ。
糞を漏らした事なんて、もうどうでも良くなっている。
日本で同じ行為をやらかすとこうはいかない。
先ず、一緒に居合わせた人間に対して、気まずくなる。こちらもそうだし、相手も。
(親しい間柄であれば、時間が経てば解決するんでしょうけどね・・・時には笑い話で済む場合もある)
次に、汚名がつく。
ウンコ漏らしの○○とか。
周りが気を使って本人には言わないとしても、陰で言っていたり・・・とか。
まあ大の大人の事情であれば、それはそれで理解される場合もあるだろうが、高校生や中学生だと大変だ。
事情なんてものは、全く度外視される。
クラスに一人か二人いる、『人の痛みが解らない歩く発信源』から瞬く間に学校中に広がる。
そして、その事を当人が気にする。
最悪のパターンというわけだ・・・。

ゴホンっと。(間をおく咳払いのつもり)

話を膨らませすぎるとあらぬ方向へ行くので、この話はこの編で・・・。

取り敢えず、僕が先ずやらなきゃいけない事は、糞の処理だ。
やはり自分の処理は自分でしなくてはいけない訳で(当たり前だ、自分以外に誰がする!?)、
儀式の最中に、なぜかりょうくんに『洗濯頼む』と言った事を、今更恥じる。
(はい、あの儀式の中でそんな事言ってました。なんて無責任な発言だ・・・)
その瞬間、りょうくんはどう思ったろうか・・・。

糞がズボンから毀れないように、僕は半パンを履いたまま、シャワー室へ向かった。

朝早かったので、シャワー室には誰もいなかった。
この村で、この世界で自分一人しかいないのではと思わせるくらい、村は静けさに包まれていた。
時折聞こえる小鳥の囀りが、とても心地よい。(お前一人ちゃうやん!)

糞の処理をした後、ゆっくり、ゆっくりと自分の身体を洗った。
その速度は、自分でもビックリするぐらい遅いものだった。
普段の自分では考えられない程のスピード。
時折、何かに集中しているかのように、ボーっと一点を眺める事もしばしば。
これもアヤワスカの効力か??

頭にシャンプーをつけた。
これまたゆっくりと髪を洗う。
少しして、誰もいない事を理由に、全裸で庭に出た。
太陽の光が温かい。

知ってた?
太陽を拝みながらの朝シャンって、めちゃ気持ち良いって?
誰もいない朝一に、堂々と全裸でする朝シャンって、最高だって?
太陽の温かみで、心までも洗われる気がした―――。

『アヤワスカ』をやって、なんだか色んなモンがあの時の糞と共に流れてったような気がする。
まだ、何が流れてって、それがどんな風に影響してくるのかわからないけれど。

そうそう、実はこの日の晩も、『アヤワスカ』の儀式に参加してん。

昨日より今日、なんだかすごいのが見れそうな気がして。
でも、今度は駄目だった・・・。何も見れなかったんだ。ただ、ひたすら苦しい時間を過ごしただけだった。
勝手な解釈やけど、その事は『アヤワスカ』が、『お前はもう良い』って、『もう、邪悪な全てを出し切った』・・・て、
言ってるような気がした。

前世は見れなかったけれど。
糞漏らしたけれど。
ぶっちゃけ、漏らす直前はかなり焦ってたけれども。

俺は『アヤワスカ』をやりに来て、良かったと思う。

良い思いでをありがとう!!(・・・良い思い出か!?)

つづく。

次回、『アヤワスカ編・エピローグ!!』と思いきや・・・??



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