チリ、ボリビア、ウルグアイ、パラグアイ、そしてブラジル。
いずれの国へも１日あれば辿りつけるという好立地に築かれたこの町は、
南米を旅する者にとっては、１種の中継地点になる、と言っても過言ではない。
それを裏付けるように、ここ上野山荘別館には、連日多くの旅人が各方面からやってくる。
その度にうるさいブザーがなり、びっくりする。
もちろんベッド数には限りがあるので、泣く泣く別の宿を探す人も少なくはない。
前回のまこっちゃんもその一人だ。
まあ、まこっちゃんは後日こっちに移ることになるんやけど・・・それはもうちょっと後の話。
今回のお話は、その旅の中継地点ブエノスアイレスの音楽を代表する『タンゴ』のお話です。
世界で広く親しまれているタンゴダンス。
その発祥はブエノスアイレス・ボカ地区と云われています。
んー。
音楽なんてあんまり興味がないからなあ・・・
各地で色々見てきたけど、いずれも始まって３０分で意識が飛ぶし・・・
よし。タンゴはもう諦めよう。
なーんて思ってた亀ちゃんですが、色んな人のタンゴに対する思い、感想を聞いて、
次第に興味がわいてきました。
で、その興味がついに爆発！！
ちょっと前から宿泊している『りょーくん』を誘って、行っちゃいました！
りょーくんと。
変顔！！
さてさて。
僕らが行ってきたのは、カフェ・バースール！！
動物園に行った時、ねーさんが絶賛してた店！！
値段も５０ペソ（金券ショップにて）と安い！！
まずは楽器の演奏から始まった。
皆すっごく楽しそうに演奏してる。
そして・・・
お待ちかねのタンゴ！！
席からすぐ近くの所を踊ってくれるので、迫力満点！！！
一緒に踊っちゃいました！！
・・・っておい！！
俺ジャージかよ！！
タンゴを見て、一つ気づいた事がある。
今まで音楽をどこかに聴きに行くと、決まって３０分後に眠るという症状が僕の体に起きていた。
が、このタンゴ。
まったく眠くもならないし、飽きもしない。
それ所か、この音楽に見入ってしまう自分がいた。
『いつかダンスを習いたいな・・・』
まだ夢と呼ぶにはあまりにも大それた、小さな小さな思いが、僕の心に生まれた。
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