ラクダとカメの南極伝説!?巻の⑦『英雄!!』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

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旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

南極冒険もいよいよ終盤戦!!

7日目の今日はなんとめずらしく晴れ!!


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つっても午前中だけやけど・・・

でもでも、太陽がバシーンと当たる氷山は、ダイヤモンドか!?
って思わせるくらい輝いてます!!



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写真じゃあんまり伝わりにくいけど、実物はめちゃんこ綺麗っすよ!!

午後の天候は悪かったけれども、この日は無事に!?2回上陸出来ちゃいました!!
(天気が悪いと上陸出来ない日があるんですよ・・・)


最初はポートロックロイってとこ!!

ここにはなんと土産屋があり、パスポートに南極到達証明として、スタンプを押してくれるのだ!!
(めんどくさいんでスタンプはのせません!!笑)

他にもグッズや、マップなどなど・・・

で、ここのメインはこの場所から手紙を送る事!!

欧米人のじっちゃんばーちゃんは、数十枚の手紙を出すのに必死でした。

亀ちゃんは出してないよーーだ!!

グッズや手紙には興味ありません!

やっぱり見所は・・・


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ペンギン達っスもんね!!

やっぱりここにも数多くのペンギン達がいる!!

毎日見てるけど、やっぱりカワイイもんっすね・・・。

そしてその日の午後・・・


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雪吹雪く中一瞬の晴れ間(天候は曇りですが)をついて、クルーが上陸を決行!!

2度目のアンタルティカ大陸上陸です!!

今度はあたり一面雪景色!!


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丘の上から見る景色は、最高だった・・・。




そして。


運命の時はやってきた。






寒中水泳の瞬間が。




説明しよう。

寒中水泳とは、温泉が沸いているすぐ横の海、
即ち5度前後の水温の場所で水泳をする事を言う。


が、何を思ったか、氷山がプカプカと浮いているこの場所で、
0度に限りなく近いこの場所で、僕はどうしてもやりたくなったのだ!!

早速、クルーのジョニーにやってもいいかと尋ねた。

『まて、俺の独断では決められないから、キャプテンに聞いてみる』


そういうと、無線で、アンタルティカ号にいる船長に

『ハポネス(日本人)がどうたらこうたら』

と、意味のわからないスペイン語で交渉しだした!!

そして、1分の会話ののち、

おそらく、アンタルティカ号の船長がOKを出したんだろうか、

ツアー客の一人が、

『イエス!!ユーキャン!!』

と大きな声で叫んだ!!

いや、あんたに聞いてるんじゃないんですけど・・・(笑)

欧米人ってほんとーにでしゃばりっすね(笑)

でもま、日本人の一人が、極寒の海中で泳ぐというイベントは、
テンションがあがるんでしょうね。

ほとんどの人がカメラを構えてら(笑)

へん!!見物が多いほうが、やりがいがあるってもんさ!!

そして、僕は着ている上着、長靴、靴下を脱ぎ捨て、カメラをラクダさんに渡し、その場所へと入った!!


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手、足をつけた時は、こりゃ楽勝やん!!てな感じで、

『向こうの氷につかまってるとこを撮って下さい!!』


と余裕をかましてたんやけど・・・

全身を水の中につけ、さあ氷まで泳ごう!!と思った1秒後・・・


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引き返してました(笑)

『ラクダさん!!はっ早く!!写真とってください!!』

『早く!!ぎゃああ!!!』

てな叫び声をあげながら、徐々に痺れる全身。

写真の撮り終わりを確認すると、すぐさま陸へ!!

しかし辺りは雪だらけ!!

足がこれまでにないくらい悲鳴をあげている!!

この瞬間に思いました。

なんて馬鹿なことをやったんだろうと。

『ブラボー!!』

という言葉だけが、空しく響いた・・・

そして、ディナータイム、席につこうとした瞬間・・・

後ろからポンポンと背中を叩かれた。

振り向くと、一言も喋った事のないヨーロッパ系のおっちゃんが・・・

『君は英雄だ!!』

そう言ってくれた。

なんだか嬉しくなった。



・・・・・・はい、そんなつまらんお話です。


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『またね~』

つづく