『戦争を知る旅』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

新・旅亀の世界一周冒険活劇

旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

ボクはあまり歴史を知らないんです。

元々社会が好きではなかったということもあるのだが、
中学後半より受験をしなくても良い状況になり(今となってはかなり後悔・・・)、
大学入学まで勉強を全くしなかったのです。

まあ、そんなボクがこのポーランドを旅した事は、ある意味よかったのかもしれない・・・。

戦争の残虐さを知る事が出来て・・・





























サンタマリアさんと別れたボクは、ポーランドのクラクフという街におりたった。


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(クラクフ駅前)


首都ワルシャワの南に位置するこの街は、駅前に大型ショッピングセンターもあり、
かつ宿代も安く、ボクにとっては比較的過ごしやすい街だった。





そして、

このクラクフの街より西へ54kmほど離れた場所に、それはある。




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(アウシュビッツ収容所入口)




『アウシュビッツ収容所』が・・・。






ボクは、日本にいる時ある旅人から、
イギリスを旅した時一人の青年から、
この収容所の事を聞いていました。

一体どのような所なのか、次第に興味を持ち始め、今回の旅で訪れてみようと思いました。


ここでは、ユダヤ人、ポーランド人、その他多数の人々が捕らえられ、
様々な拷問、強制労働、毒殺などといった事が毎日のように行われていたそうです。

ちょうど第二次世界大戦の時です。(説明は省かせてもらいます)




まず、衝撃を受けたのが被害者の写真。



ここに捕らえられた人々のほとんどが、皆自分が殺されるとは思ってもいないのです。











移住の為などと騙されて入所した人々の写真一部は、











笑顔だった。
























次に、囚人達の遺物。





どんな思いでこれらの物を購入したのだろう・・・。



トランク、眼鏡、あるいはポットやフライパンといった日常品。



オムレツを作ろうとしていたのかな。
お茶を飲もうと思って買ったのかな。



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(囚人達の眼鏡)


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(囚人達の持ち物)




そして、障害者の義手、義足。




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(障害者の義手義足)


きっと、五体満足ではないその身体で、これからも生き抜こうとしたんだろうな。



なんて酷いことを戦争は生み出すのだろうと思った。




涙があふれていた。












最近『死ね、殺す』を平気で使う人達がいる。




自分が発したその言葉の意味、重みをもっと知ってほしい。




























悲しみが溢れているその場所を出て、駅へと向かう道。






平和を見た。






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草を処理するおばあちゃん。
干してある洗濯物。


戦争の面影は、どこにも、ない。







世界が平和になる事を、心から願う。



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