前回、趣味は観劇と書き始めてオフロードバイクのレースのことばかり書いてしまった利用スタッフのFです。
お芝居に本格的に通うようになったのは去年から。
それまでも月に2回は劇場に行ってはいました。
NSC(吉本総合芸能学院)という吉本興行の養成校があって、基本的にお笑い芸人を育てるためのところなのですが、ジュニアタレント(大阪では高3まで)も対象となっています。
かってはタレントコース、その前は女性タレントコースもあり、その女性タレントコースの2010年の春にあった卒業公演を観に行って、ひとりの俳優志望の女性を知りました。
彼女のファンになって、出演する舞台には欠かさず観に行くようになりました。
もしそのタレントコースの卒業生をご存じなら、俳優志望は2名しかおらず、そのうちの一人のファンを当時から続けているのだったら、それが誰か(僕のこと)は簡単にわかるくらいに狭い世界です(^^♪
話は変わりますが、一般にお芝居に行く習慣のない方々が思い浮かべるお芝居というと、劇団四季や故・つかこうへい氏、蜷川幸男氏、井上ひさし氏が脚本や演出をする、出演される俳優も名を聞いたことがある、深夜のテレビCMで宣伝されてるような梅田芸術劇場メインホールやシアタードラマシティ等の大きな劇場で行われるものだと思います。
しかし彼女が出演するお芝居というのは、どちらかというと大きくはない劇場で公演されるものでした。
そういう芝居のジャンルを小劇場といい、関西周辺で行われるものは関西小劇場と呼ばれることを知ったのは実は最近。
いや、大阪近辺だけでも劇場(演劇界隈では小屋と言います)の多いこと!
客席15席くらいのミニシアターから、ABCホールの300席超くらいまでが小劇場の守備範囲と言えます。飲食店をそのまま劇場にした試みもちょくちょくあります。
ちなみに梅田芸術劇場メインホールは1905席、シアタードラマシティは898席です。
毎週末はどこの小屋も公演で埋まっていて、コンサートのように一回きりというのは珍しくて、2~8回繰り返し催されているのが普通。
気になる芝居が同じ日時にかたまることが多いので、ひとつの芝居が終わったらすぐさま別の芝居へ移動というのは珍しくありません。
僕のようにお笑いも好きなら尚更。
実はアイドルや宝塚のファンと似通ったところがあって、関西小劇場の観客層もほぼ固定していて、ひいきの劇団や俳優で棲み分けてはいますが、常連がめちゃくちゃ多いです。
観客には役者さん、演出家等の関係者も多くて、とくに俳優さんは立ち姿も歩く姿も美しいので、未見の方でもすぐにそれとわかってしまいます。
人気のある方はオーラも半端ない。
客席に俳優が多いことを「身内」繋がりと批判的な関係者もおられますが、芝居が一番好きな人といえば役者なので当然と言えば当然の話。
でもなぜ「身内」を批判するのかというと、役者さん個々のチケットの売れ行きが次の公演に呼ばれる重要な要因であることが関わってきます。
人気劇団以外の小規模な劇団では役者ひとりに何十枚かのチケットノルマが課せられます。
人気劇団は個人個人のノルマはありませんが、チラシ配りや配信等のキャンペーンがあります。
せっかく稽古を重ねて完成させた芝居も観客が少なければ甲斐がありませんし。
役者さんをtwitterでフォローしていれば、公演間近になると案内が来るのもいわば常識。
話を戻すと、そのノルマを親しい役者同士が融通し合ってしまい、外部の一般客の拡大には繋がっていないという批判にも一理あります。
ただ観客が少ない関西の小規模な劇場主体だからといって、全国区の有名俳優や有名劇団に見劣りするかというと、全く遜色はありません。
若手芸人と同じで、素晴らしいのにマスメディアには登場していなくて知られていないだけなんです
そして、ひとつのお芝居を観に行くと、また印象に残る俳優さんが現れます。
テレビや映画ではほとんどお目にかかれない方々ですが、魅力ある俳優さんが本当にたくさんおられるのです。
そんな風に観に行く芝居が増えていくのです。これもまた沼。
続く