マニアックなFです。よろしくお願いします。
【scene 1:スープの扱いが日本文化そのものを暗示していることについて】に行く前に、
即席ラーメン及びラーメンとはなんぞや?について思うことをつらつらと書きたいと思います。
ラーメンがラーメンたる所以というか、同じ小麦粉を使いながらも、麺の太さ以外で、うどんやそうめんにはならない理由とは、
麺にかんすいを使っていることでしょうか。
しかし例外があります。
おそらくJR姫路駅のホームにある「まねきの駅そば」が起源だと思われる、主に関西の立ち食いそば屋で見かける「中華麺」をそばうどんのダシで食べる「黄そば」。
麺は中華でもラーメンには分類されません、あくまで「そば」です。
それも例外があって、各地の高校の学食で同じものを「ラーメン」として提供されていたことがあります。
かって高校野球で有名な東洋大姫路の学食で食べたラーメンに違和感を覚えたことがあって、その正体は「黄そば」だったと今気づきました。
また、大阪・地下鉄日本橋駅近くの千日前通りにあるお店に、麺がそうめんよりも細く大根おろしがスープに浮かび柚の香りがする和風ラーメンがあるのですが、食感はそうめんなのに味はまさしくラーメン。
以前、自分で削り節と昆布から出汁を取り、ブイヨンで肉の風味、中華スープの素で鶏の風味を増してラーメンスープにチャレンジしてみたのですが、バランス的にか、和の風味が強くて結果的ラーメンにはなりませんでした。
それとスープ単体でそこそこ美味しくても、麺を入れるには相当に辛くしないと合わないことも学びました。
そして、スープに油脂が浮かんでいることが大事だとも。
でも油脂がラーメンの決め手のひとつだとすると、天ぷらを載せた黄そばはラーメンになるのでしょうか?
にゅうめんに鶏天を載せたら、限りなくラーメンに近いものと考えていいのでしょうか?
たぶん違う。
和風ラーメンスープとはいっても、やはりベースは豚ないしは鶏でないといけないようです。
次に麺。
即席ラーメンは湯で戻す関係から極細麺が主流で、即席でない麺は漠然と太目だと思い込んでいたのですが、
それはスーパーマーケットで売られている「ゆで麺」から来る僕の勝手なイメージだったんですね。
最近、ラーメンの鬼で知られる故・佐野実氏の「支那そばや」と有名チェーン店「神座(かむくら)」に行ったのですが、どちらも細い麺を使ってました。
ちなみに、めちゃくちゃ雑なレビューをすると高級袋めんを袋の裏の調理法通りに作ったのが「支那そばや」、
家庭料理風アレンジを極めたのが「神座」。
具に素揚げした細切りの白菜と叉焼ではない豚の薄切りを使っているところが特に。
極細麺と太麺の食感の差はでかいのに、どちらもラーメンの麺と即認識できるのは不思議です。
チキンラーメンの麺なんて超極細なのに、疑いもなくラーメンと判断できるのは「先駆者」が消費者の味覚を開拓してきた歴史の成果でしょうか。
次回は文化を語ることができるのか?
乞うご期待。