「ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところがトラクターの燃料が切れていたので近くまで買いに行ってきた。
途中でブタの餌をやっていないことを思い出して納屋に餌を取りに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思い、ジャガイモの芽をとっているうちに
暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。
薪を持って母屋へ向かっていると、ニワトリの様子が変である。どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置を施して、薪を持って母屋にたどり着いた頃、日がトップリ暮れていた。
農夫はヤレヤレ何かとせわしい一日であったと思いながら、
一番大切な畑を耕すことができなかったことに気がついたのは床に入ってからであった。」
(アクティ総合研究所・大西啓義氏)
・・・ドキッとした方もビジネスパーソンには多いかも?
私、いままさにこの状態に近いかも
タイムマネジメント。
仕事の重要度と緊急度を見分ける。
仕事のダンドリ力。
これがワークライフバランスで必要なことだと思います。
「ワークライフバランスは大切なことやけど、
新入社員や若手はまだまだ必要ないんよ。
どっぷり仕事せないかんのよ~!」
と、良く言われます。
どっぷり仕事、とは残業して24時間仕事漬けっていう
昔ながらの価値観でしょうか。
むしろ
若いうちに、「決められた時間に高い成果を出す」、という意識づけをしなければ
仕事の生産性が低い、ダラダラ残業派になってしまうと思う。
私は、若いうちこそ、このタイムマネジメント・ワークライフバランスを
身につけたほうがいいと思っています。
9日からスタートする職能協会の新入社員研修 で
「ある農夫の1日」を題材に新入社員たちと共に考えてきますね。
平成19年からずっとこの新入社員研修に携わらせてもらっています。
これがあって新年度を迎えた!って気持ちになる貴重な時間です